東京事変 live @福岡サンパレス


<開演前>

 今、サンパレスでコーヒー飲んでます。グッズの列は長蛇過ぎて並ぶ余裕がない…。

 今日のライブのポイントは事変がバンドらしくなっているか?前回のライブはなんか一人一人でMCしたりで、なんかバンドっぽくなかったから、今回はアグレッシブなのを期待したい。あと、林檎と伊澤が喧嘩するのを見てみたい。

 テンショヌが今年で一番あがってます。<終了後>激しくネタばれします。

 福岡サンパレス。去年も来たね。今回も2階席だ〜。でも、ポジションは前回と違います。去年は立ち見だったけど、今年は席がある。しかも実質1列目。僕の前には人はいません。しかも通路側だし。前にある、鉄の棒に前のめりになって、ゆっくり見れました。去年の狭かった立ち見とは大違い。快適です。

 客層はちょっとアダルトな感じ。平均年齢も25歳くらいだったんじゃないかな〜。男女比率は女の子が多かった。女の子にはやっぱり林檎ちゃんは神なんだろうな〜。それといろんな人がいるな〜、着物の人がこんなに多いのも、東京事変だからこそ。ドレスの方も多かったですね〜。いいなおめかしして。

 1曲目“雪国”。いきなりしんみりした曲。しかし、演出力が違う。ステージ上に雪が降る!!3Dの映像ですが…。それが超キレイ。こんなの今まで見たことない。林檎様は白無垢姿でコブシの入った歌い方。うまいな〜、こういうことさせると、この人…。盛り上がり方がすごい。

 そして、しょっぱな3曲目になんと“少女ロボット”で、びっくり。俺的には、これでもう最高。ギターが来て、あのギターが来てビックリ。かっこいいんだよな〜、この曲。この曲をライブのしょっぱなで持ってきた林檎様、最高。『佞言は忠に似たり〜』。(別に“最高”って言葉は佞言ではないです。深読み禁止)

 “少女ロボット”から“歌舞伎”へ。アルバム・大人のなかでも雪国→歌舞伎の流れが好きなんです。で、この繋ぎが最高にかっこいい。っていうか、セレクトする曲が重いですよ、林檎さん。でも、そのあたりが最高なんだけど。

 それと、若干なんだけど林檎さんの声が枯れ気味に聞こえる。連日のツアーの疲れか、それとももともとそういう声なのか!?

 今日のライブはとにかく舞台演出がすごくキマッていた。とくにVJがめちゃめちゃキレイでした。ホールでのライブって、ちょっと好きじゃないんですけど、これはホールの利点をうまく使った、とってもすばらしい演出だった。これが東京事変のライブの真骨頂ですね。これからもこうなっていくんでしょう。あと、照明の影の使い方がとてもキレイだった。両サイドに移る林檎様の影。あの影絵みたいなのがなんともいえないすばらしさがある。単純な演出だけどそれがとってもよい。あと、何か逆光が非常に多用されていた。だから、林檎さまの表情をはっきり拝見ってわけには、なかなかいかなかったけど、それはそれでね…、ライブだからいいです。

 それと、今回はメンバーのポジショニングが良かったですよね〜。4バック1フロントみたいな…。ライブでのパワーバランスはこれで良いと思います。あくまでも林檎嬢が主役。それでいいんじゃないかな〜。林檎ちゃんのフロント力ってのはやっぱ凄いと思うし。というより、もっと頑張ってもらいたいし。

 前半の山場“サービス”。これはね、もう、文句が言えない。大爆笑。もー全員お茶目なんだから〜。林檎ちゃんはじめ、全員の器用さが出て、これはこれであり。というか、こんなに勝手にやらせていいのか?

 “スーパースター”“ブラックアウト”あたりは、曲に重みがあってね、ジーンとくる。素晴らしいですよ。それと“手紙”が大好きです。

 MCの林檎さんの腰はとっても低かった。ただ、第1声が「ここは本当に福岡ですか?」って聞いてきた林檎さん。いや〜地元なんだから、それくらいわかってください!あと、伊澤さんは「元気一番!」っというラーメン屋に寄ってきたらしい。その店知らない。どんな店なんだろう?前回のMCは個人個人やって、ちょっと微妙な雰囲気がしていたんですが、今回は和気藹々な感じ。ただ、全員大勢の人の前で喋るのを得意としていなくて、とてもシャイですが。

 新曲“ミラーボール”(?)は、わかりやすいポップスロック(J-POP)指向で、これまでの東京事変ではなかった感じで、ちょっと若い感じがした。懐かしいところでは“本能”もやった。バカ売れしたので、あまり好きではないんですが、でもこの曲がくると、拳が上がります。

 今日のライブ注目していた、バンドっぽさの感じ。あれはありました。なんかとっても雰囲気もいい感じ。前のライブの時感じ取れた、あの微妙な感じはありませんでした。仲も良いみたい。よかった。これでこの先の東京事変の活動にも期待が持てる。安心しました。

 ライブ通して、ライブ初心者には難しい内容だったと思う。リズムも難しいし、わかりやすいコールandレスポンスとかないし、お決まりのキメはないし。でも、事変らしい内容でとっても僕は満足をしましたよ。

 “御祭騒ぎ”“喧嘩上等”でライブ本編終了。この2曲、凄くノレる。とっても好きです。この後、アンコールに移るんですが、そのときの会場の拍手の感じがとっても凄かった。あの雰囲気たまらんよね。良い雰囲気でした。アンコールは“駅前”“透明人間”“落日”。う〜ん、やぱり音楽スキルのレベルも高いな〜。“落日”大好き。林檎ちゃんに、メロは暗いんだけど、サビにかけてナチュラルにアゲていく曲を書かせたら、抜群の才能を発揮する。

 がっつり2時間、20曲以上やったセットリストでした。でも、もっといろいんな曲が聞きたいよ〜。“群青日和”“遭難”あたりもやらなかったし、ソロ時代もそんなにやらなかったし。また早いうちにライブみたいです。でも、このバング行動が遅いからな〜。気長に待つことにします。

 衣装もきれいでした。ただ今回はドレスだったのは前半のちょっとだけで、あとは何か気軽な格好が多かったな〜。なんかそれが若々しくて。林檎さまの髪も黒だったし。派手さはなくて。最後“落日”の時にアコギをも持って出てきたときに、それまで後ろで結んでいた髪を、といて出てきたボサボサっぷりに、非常に萌えました。まぁ素敵。

 ライブ終了後、グッツを買う。アクセサリーを買いたかったけど、これは店頭販売してない見たい。香水と紙袋、それと伊澤のバンドのあっぱのCDを購入。香水は、その日の最後の一つラッキーだな〜。紙袋は300円だったけど、いいモンですよ〜。