ハイコレ73 @graf


 ハイコレ73〜3匹がKill〜行ってきました。出演はnontroppo、巨人ゆえにでかい、あふりらんぽの3組。

 grafってどこ!?って感じだったんだけど、意外とスグ見つかってよかった。キレイなスペースでなんか居心地は良かったです。

1組目 nontroppo

 ボギーさん率いるnontroppoがトップ。このイベントの主催バンド。

 しょっぱなからSEで使っていた遠藤賢治の曲にのかって演奏を始めた。ボギーさんと、ベースの人は地べたに座りいろいろと叩いていた。カオスだった。

 そんなカオスなかん時で始まったライブ。nontroppoといえば、トロピカルなサウンドを繰り出すパーティーバンドだと思っていたんだけど、こんな演奏もするんだ〜ってびっくりした。現に次の曲も、とってもRovoに似たような曲だったし。それはそれで素晴らしかった。すげーな、こんなことも出来るんだこのバンド。

 途中、ボギーさんが退場して、3人でやったセッションが素晴らしかった。ギターがピアノのような音色をして、それにベースとドラムで。きわめてジャジーで素晴らしかった。ジャズで踊るってこんな感じなんだろうな〜。

 最後はやっぱりトロピカルな曲だった。踊れた。踊れた。俺の方向にでんぐり返りしてきたときはどうしようかと思ったけど。

2組目 巨人ゆえにデカイ

 本当にデカかった

 頭が天井についていた。2500㎜あるんだそうです。

 ノイズミュージックでした。

 オシリペンペンズ以来、こういう全くポップじゃないバンドは引いちゃう傾向が僕の中であってしまって、なかなか楽しめない。演奏は素晴らしかったんだけど、どうしても引いてしまう。あのノイズミュージックで踊っている方々がいらっしゃいましたけど、それには本当に尊敬する。僕はまだまだ甘っちょろいです。

 Dr.の和田シンジ氏の眼光は鋭かったです。

3組目 あふりらんぽ

 今日の最大の目的バンドです。

 登場してからの、あのスキットはね、鉄板で面白いと思った。こんなところでも2人の息は本当によく合いますね。これがあふりの最大の魅力です。

 衣装は、いつもの赤で固めた露出過出の格好に、アフリカを意識したであろうか、顔に赤いラインを入れて、体にもいろりろマークを入れて、それで、藁で作ったようなスカートみたいなやつ(実際はビニールで出来ている)を装着していた。

 “I Did Are”の勢いのあるイントロから“ドドドド”“あかんこのまま返さない”“アートブレイコー”と前半は人気チューンのヒットパレードがきた。“アートブレイコー”ではステージに客を上げて演奏させていた。ドラムの人が上手かったな〜。あれよく即興で出来るよな〜。

 あふりらんぽは僕にとって、オニピカのシンクロが素晴らしく、2人だけの世界でどんどんライブを作り上げていくって思っていたんだけど、今回はかなりポップな展開だった。意味わからんものが去年よりかなり減っている。あの神懸かっているところがすんごい引きつけられて好きだったんだけど。確実に2人が変化してきている。これは進化なのか?減衰なのか?ちょっと心に引っかかったけど、2人のアクションは相変わらず素晴らしいものだった。

 でも、なんか自分の気分が乗らなかった。何でやろう?テンションを持っていってなかったから?それともあまりにも聞きすぎたから?とにかく前半は惜しい僕のテンションだった。

 バカが来た!のツアーということでピグミーの音楽を後半ではやった。この娘たちは本当は頭がよくて、センスが抜群だ。アフリカで聞いた曲をすぐ自分達の解釈で演奏してしまう。なかなかこれが出来る奴らはいない。

 最後ステージを降りてきてからの客も交えてのフリーセッション(?)は本当に楽しかった。今回のライブ、本当にこれが僕もしたかったんだ。これがしたかったんだ。これだけのために今日は来たカイがあった。楽しかった〜。僕は楽器が演奏できないけど、これだったらできる。しかもセンス良くできると思う………、と自分ではそう思っている。楽しい時間をありがとう、あふりらんぽ


 ハイコレ、今回も楽しかった。ボギーさんいつも、あふりらんぽを呼んで来てくれてありがとう。そう思ったけど、出入り口のところにいたボギーさんには、そう伝えることが出来なかった。ありがとう。楽しかったヨ!