椎名林檎 ソロ復活


 ここからは、自分なりに解説をしたいと思います。解説って言っても、単に僕の知識をひけらかすだけなので、どうぞお気を悪くしない程度に見てやってください。

 まあ、身内身内身内で固められたけど、それなりに面白いないようになっていると思います。

 主題歌の「カリソメ乙女」のDEATH JAZZ Ver.はSOIL & "PIMP"SESSIONとの共作。SOIL & "PIMP"SESSIONはヨーロッパなど世界的に活躍するJAZZ集団。特に去年はイギリスの国営放送のBBCの、ミュージックアワードを獲得しているという、とんでもない経緯をもっているバンドです。メンバーのタブゾンビは今年出た東京事変の「大人」で参加しています。また7月に日比谷野音で行われた、イベントでも東京事変とで競演しています。「DEATH JAZZ」っていうのは、ジャンルを越えた音楽性を持つ彼らを称して付けられた、彼ら独自のジャンルの名称です。

 林檎ちゃんと彼らは、まさに同年代。世界的に活躍する彼らを林檎ちゃんもリスペクトしているだろし、彼らも若い頃から日本の音楽界で旋風を放ちまくっていた彼女をリスペクトするところも多いでしょう。また、タブゾンビのことを林檎ちゃんが、異性として素晴らしく容姿端麗という発言もあったっけな〜!?

 先行試聴聞きましたけど、どうしても気になるのが社長の歌声。完全に林檎嬢を飲んでしまっているほどのインパクトがある…。「さくらん」は多分、江戸時代という時代設定だと思うんですけど、このJAZZサウンドがどう映画とマッチするのかがかなり見ものになりそうです。だって、これ一見あわなさそうに感じるんですけど…。

 蜷川実花さんとは、NHKのPOPJAMの東京事変の特集・遠足の時に、記念撮影隊として参加してましたね。あんまり特だったモノは聞いたことないけど、絶対ここら辺は親交があったはず。蜷川実花さんは初メガホンなんですね、彼女の写真は好きです。あ彼女の得意とする手法である、赤を基調とした画がどのように映画としてマッチするのかが本当に楽しみ。見ないとね、これは。主演は土屋アンナ。蜷川作品のもう一つの特徴は、エキゾチックな女の子を撮らせたら右に出るものがいないってこと。花魁って設定だから、どんなけ色っぽくっているかどうかに期待。でも、アンナのことだから、完全にアンナワールドにしているかもしれない。

 安部モヨコの「働きマン」はアニメでこれから毎週チェックする予定。主題歌はチャットモンチーパフィー。っていうのはどうでもいい情報か〜。

 来年1月17日に発売になるニューシングルはソロ時代からお世話になっている、身内の斉藤ネコさんと、そしてリアルで身内な椎名純平お兄ちゃまとの共作。

 さあ周りを固めたところで、ココからは林檎さん自身についてコメントをいくつか。

 林檎史上初となる、映画音楽の監督っていう仕事を引き受けました。たしかに百色眼鏡はあったんだけど、あれは完全に自分の作品だったからね〜。

 そして、ソロに帰還するってこと。もしかして東京事変、飽きちゃったのかな〜!?それとも平行してやっていくのかな〜!?まあ、事変のメンバーもみんな忙しいからね〜。これからどういうバランスでやっていくのかな〜。

 以上2つがこれのポイントだと思います。どっちも軽々しくはコメントしてもたぶんたいした内容のないものになっちゃうので、あんまり言いません。これからバンバン、メディアに出て行くことになるだろうから、その際のインタや発言に注目しましょう。

 2つのポイントについて言えることは、とにかく今までの椎名林檎っていう形式を破っている、大きく飛躍の一歩を踏み込んでいるってことだと思う。アグレッシブに動いたね。そんな印象。

 でも、そういう風な解釈よりも『もう丸くなって、こういうことも出来ましたよ〜。』ってことなのかもしれない。

 それにしても、『花魁映画の映画音楽』っていうことだったら、Bonnie Pinkに先を越された感がある。これは…、しょうがないか…。まあ、あっちの方が歳とってますから。

 以下、林檎ちゃんのコメントの引用。

お話を戴いて先ず思い浮かべたのは、をんなの誇りに纏わる普遍的な情景でした。 江戸だろうが平成だろうが、をとこを知らねば、をんなは自分自身を知ることすら難しい生き物です。原作を拝読して一層それを意識させられました。人物各々の個性は役者さん方が素晴らしいお芝居で表現なさってますけれど、ことをんなと言う点に於いては皆さん同じく麗しい苦悩の色をお出しになっている様に感ぜられました。 をんなであることを受け入れ、素直に生きる悦び・・・そうしたしなやかさと強さに満ち満ちた音を納品する様一貫して心掛けたつもりです。〆切までの怒涛の日々は、孤独な個室から大きな録音スタヂヲに至るまで終始楽しませて戴きました。自分のアップルコンピュータに入れた実花監督独特の赤い映像の内、何処へどの様な音を付けても良いと言う何にも代え難い歓び。これは明らかに私だけのものでした。こんな素敵な機会を下さった監督に感謝して居ります。それから私の『独りバブル』にお付き合い下さった編曲・斉藤ネコ氏と、録音・井上雨迩氏始め演奏家の皆さん、ご理解下さった方々に感謝致します。 そしてこれからご覧下さる皆様、是非全身を駆使なさって存分に楽しんで下さいませ。

 これを見ていると、妊娠・結婚発表の時のコメントを思い出してしまう。なんか「をんな」とか「スダジヲ」だとか変に細部に凝った文字回しとかがあるから、あの妊娠発表の時のコメントに似ていると思う。

 でも、曲を聴いている限りは、妊娠結婚期の、あの憎悪み満ちた感じは特に見受けられない。

 どんな作品、そして今、林檎さんはどんな状態なんでしょうか?何かと話題やインパクトの少なかった、年末に向けて、楽しみが一つ増えました。

 『自分のアップルコンピューターに入れた〜』………こいつ、やっぱりネタ仕込んで来やがった。やられた。笑いました。

 『独りバブル』………この表現はどういう意味なのかな?単に、ソロ時代にお世話になったって意味なのかな〜!?それとももっと深い思いがあるのかな?まだわからん。わかる人教えて。


 正直、ソロ活動がここでくるとは一切思っていなかった。もっと時間がたってアクションが来るかと思ったので、短めのスパンで活動をまた開始してくれたので、ちょっと驚いている。しかもアルバムの発売まで、今回コールされてしまった。これほど僕にとって嬉しいことはない。早く来年にならないかな!?まずは配信からだね。配信の発表、急すぎるよ。あと2週間で配信されるジャン!!