あふりらんぽ『URUSA IN JAPAN』


あふりらんぽを知ったのは、ネットでの情報でした。
東京のMo'some Tonebenerのライブで、Panic Smileとともに対バンした、超奇抜な女の子2人組。
可愛いのか、恐ろしいのかわからず、見る人はあっけにとられるしかない。
イっちゃってんだか普通なのか、可愛いんだか恐ろしいんだか、ポップなんだかアバンギャルドなんだか、
ヤル気があるんだかないんだか、真剣なのかフザケているのか。
そういうのがわからないバンドらしい。


そして次に見たのは、雑誌のCROSS BEAT。
Sonic Youthの誰かが去年お気に入りをきかれて、とにかくこのあふりらんぽを押していました。


そして、始めてライブを見たのは、そのSonic Youthのライブで、オープニングアクトとして出てきました。
出てくることは事前に告知されてはいなかったので、突然出てきてびっくりしました。
ライブってこういう何があるかがわからないのが、いいですよね〜。


そのライブは、ただただ、口を開けて見ることしか出来ませんでした。
真っ赤な口紅とドレスを身にまとった、女の子2人組がSHOUTしまくっている。
“ド”言わない曲がある。『お母さんゴメンナサイ!』と連呼する曲がある。
なんやこれ。
たまにこみ上げてくる笑いを、周りのひとに迷惑をかけない程度に抑えるので、精一杯。
で、オープニングアクトなのに40分くらいやってくれました。


で、その1ヵ月後、興奮冷め止まぬときにメジャーリリースされました、『URUSA IN JAPAN』。


1曲目の「ドドドド」は大好きです。
“ド”しか言わないんだけど、いいですね。アバンギャルドなんだけどポップなんだよね。
2曲目の「あかん このまま帰さない」はかっこいいですね。
あの途中で声を歪ませるとこがかっこいいです。
この2曲目をはじめとして、前半の曲はふざけているような曲が多いです。
後半の曲になってくると、だんだんふざけ度が低くなっていきます。
これくらいの感じが自分のスイートスポットなんですよね。
特に10曲目の「Cava」の感じが一番好きです。コトバにしないこの感じが好きですね。


アルバム全体を通しての感想は、一曲一曲で言うと、
前作のギューンカセットからリリースされた『あふりらんぽ』のほうが、
EPみたいで曲数が少なかったからそっちのほうが良かったけど、
あふりらんぽを知るという面でも、(今っていう)ライブ感を出すってことでも、
悪くはないじゃないかと思います。
っていうか、あふりらんぽが大好きなんだ〜ってのが、確認できたからそれで良いんですけどね。


あふりらんぽ論はどんどん自分の中で煮詰まってきているので、また今度書きたいと思います。
ご期待あれ〜。


URUSA IN JAPAN(初回生産限定盤)

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