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 BaseBallBearのNEW ALBUM『C』と、apple fish Mondayの『C'MON MUSIC』を買いました。

 まずは、BaseBallBearから語りましょうか。やっと出たメジャー1stアルバム。とうとうですね。待ちに待ちました。やっぱり今のベボベをキッチリそしてしっかり表すパッケージっていうのを一つ求めていたから、このアルバムはかなりうれしいです。

 とにかく以前からの名曲を繰り出してくる頭4曲。正直これだけでもお腹いっぱい。そして、ベボベの世界観をさらに深化させる中盤。さらに、気持ちよ〜くなんだけど案外サラっと終わっていく終盤。とりあえずこんな感じの構成になっています。まあ今のところ言えるのは、頭4曲とラス前の"last dance"を聞く為だけでも2500円分の価値は十分すぎるほどありますね。

 BaseBallBearというバンドをもっと深く知りたい。今のところこの作品をじっくり聞くことが、理解への道だとは思います。だから、あんまり感想をここで易々(やすやす)と言いたくない。今の自分の正直な感想がコウです。だからいつになるかわかりませんが、全体の感想はまた後日に書きたいと思います。まあ2週間後になるか、1ヶ月後になるか、はたまた半年後ぐらいになるかはわかりませんが。

 BaseBallBearというバンドを自分に凄く身近に感じる。とても他人とは思えない。そういうこともあって、もっと深く理解したいし、理解できると思う。正直なところ、僕の中でこのアルバムを解くキーワードになる、"第二次初期衝動"、"DEATHとLOVE"、"冥土"っていうものが、いまいちピーンとか、ニヤッと来ないんですよ。さらにはこのアルバムのタイトルの"C"ってキーワードも。身近なわりには異物感を感じるんです。それは取り除かなきゃならないじゃん?だからもうちょっと時間をかけて考えていきたいと思います。下手したらこのアルバムとで、このバンドとはおさらばになるかも。

 とりあえず、Number Girlのメジャー1stの『School Girl Distrtional Addict』と似ている気がするので、これと対比する形で考えていったらいい気がするので、そうしてみたいと思います。


 そしてapple fish Mondayの全国区のインディーでの1stアルバム。う〜ん、正直なところこっちの方がベボベよりも他人じゃないんですが…(笑)。

 最近読んだこの人達のインタビューですごく印象に残ったモノがあったのでちょっと紹介します。

 ―北九州はどんな街ですか?

 「北九州は、海と山に囲まれながあらも程よく遊べたり買い物も出来たりする場所もあるし、とても住みやすい素敵な街だと思う。」

 なんか初めて見ました。表だって北九州は素敵な街っていう人を初めて見た気がする。

 北九州って街はなんか人が暗い。なんか根に悪いものを持っている気がする。地元に対して暗部の部分しか見ず、さらに新しいものに対して悪い印象から入ってしまう性質があるような気がする。さらに福岡って街へのコンプレックスもある。もうブラックジョークを言うしかエンタテイメントがないみたいな。それは工業都市から脱却できないっていう歴史地理上の性質が大きいんだけど。

 でもそれをはねのけて、とても住みやすい街と言ってしまうし、良い部分もすごく知っている。この人達はすごい。そう思った。

 北九州って街は、なぜか変態ポップなアーティストがなぜか出てくる。もはや北九州っていうでかいくくりでもなくて……、まあ……、簡単に言うと……、うちの大学なんだけど。なぜか出てくるんだよね。うちの大学から。しかも結構の注目度を浴びる。なぜかね。もう完全に他人ではないよね。だれかのつてとかたどれば、絶対知り合い出てくるよね。絶対。

 いままでなんとなくでは知っていたんだけど。うちの大学出身だって。うん。だけどblog見たら、前日のうちの大学の学園祭も出たんだって。それで確信したんだけど。見に行ったらよかったな〜。

 ちょっと聞きました。まあ変態ポップで、局所で意味の通じない部分とかありありで、うまいことごまかしてあって。でもね、最後の曲の"カモンミュージック"が凄くグッときました。ボノボの"Thank You For The Music"とか、くるりの『NIKKI』の最後の曲に並ぶ位の名曲ですよ。これは。タダものではありません。

 もっと洗練されたものが見てみたいんで、早く出世してもらいたいです。

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C’MON MUSIC

C’MON MUSIC