Catch On Everywhere


 ポリふぁんのみなぁ〜さま、お待たせしました。1週間遅れでやってきたSkoop On Somebady………じゃなくて、Catch On Everywhereレビューです。

 購入前に試聴やYouTubeで聞いた感想なんですが、あまり僕的には良くなかった。なんかポリがどんどん顕著にアニソン化していく…。まあそもそもポリシックスってバンドは本質的にはそういう傾向があるんでそれはしょうがないことなんですが、ちょっとそれはね〜。かっこ悪いじゃん。それがあからさまに出ちゃって、かつ大したものじゃなかったら。

 でもやっぱりちゃんとCDで聞くもんですよね。やっぱり。全然試聴で聞く感じとは全然違うから。なんかスーパー変化球なところが、試聴で聞いても全然シックリこなかったんだけど、すごくシックリくるし。キテレツボイスも全然すっきり入ってくるし。フミちゃんのベースもしっかり太く聞こえるからバリバリ良いし。最近(Now is the time以降)ベースが太いところをこんなにモロに出した曲なかったよね〜。変則的に聞こえても案外シンプルだったり。

 ポリを僕が語る上では、本人達は注目があたらなかった時代のものをあえて今やることによって自信を深めているっていうことをいつも言ってんだけど、一応今回も言っておくけど、この曲ではミスターロボットです。タイトル曲になるような曲でこんなにハヤシのヴォコーダーを使用しているのは5年近く前のミスターロボット以来。ちょうどさ、CMでミスターロボットが聞こえなくなったしさ、その代わりにこの曲が世の中に響きわたったらいいのにな〜って思います。ただCatch On Everywhereがミスターロボットだからって言ってもそれに意味をあまり見出せないんですが、それはご勘弁。

 やっぱり笑ってしまったのが、「たたたた、たたたた…、趣味の時代」です。もうさなんなのさ!「趣味の時代」ってさ!わかるけどさ!全然意味わかんないよ!完全にインスピレーション勢いだけで言っているだろ!バッチリはまってるし!カヨに言わしているし!最高じゃん!やっぱりハヤシには感服です。

 2曲目、Shizuka is Machine Doctor。ポリファンならマストチェックな応援blogのno more tears no cryingのshizu1012さんとの関係性はいかに!?僕は勝手に関係あると思っています。3曲目、ギターピック殺人事件。「ピック!ピック!とぉぅがった!」だけじゃん。殺人事件って…。

 この2曲に言えるのはかなり勢いがあって、すごくうれしいです。最近僕がポリに期待していることっていうことが、グランジをやって欲しいってことなんですよ。具体的に言えば、Neu(Album)のような作品を作って欲しいわけ。世界的にもニューウェーブリバイバルの出口が見え始めた感じなんで、あんまりニューウェーブニューウェーブばっかり言っていると取り残されちゃうからさ。だから、ポリのもう一つの良さである、演奏力一発のカオスな感じの新たな曲を聴きたいな〜って思うんですよ。それにグランジって今から絶対流行っていくし。常にポリには最先端でいて欲しいからさ。そんな個人的な期待に見事に乗っかってくれた2曲。僕の期待通りで本当にビックリしたよ〜。どっちもギターベースシンセドラムがギュイ〜ンどかガチャガチャドカドカ言ってるから本当にいいです。なんか久しぶりよね〜、ポリでココまで勢いがあるの。第2のアージオンが出てくる日も近い!!!???

 4曲目。3曲重いぶっ通しナンバーが続いたのでシメにお口直しにって感じでしょうか。とりあえず、次に繋がるような感じのする曲です。

 来月発売のKARATE-HOUSEはいかにか?その前に期待を増させるシングルでした〜。好盤!!!太鼓押し。

Catch On Everywhere

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