FLASH BACK・十七歳


 今日の購入品。

 CapsuleFLASH BACKを買いました。初めてカプセルのCDを買います。正直買う予定はなかったんですが、今週末の(む)なかたヤスタカ会での話題がこれになりそうなので。うん、忘年会に引っ掛けて“一年をFLASH BACK”って会のタイトルつけてますからね。そりゃ、買っとかな、いかんかな〜とか思ったりしますよ。

 まあそういう理由もあったりはするんだけど、実際はMySpaceで試聴してたら、どうやらFC(フルーツクリッパー)とかSG(シュガーレスガール)とか、さらにはrmxとかから、さらに上を行った作品を作ったな〜って印象を受けたから。一歩先の音を追い求めてしまった迷作になったんじゃないかな〜って思いまして。それが面白いな〜って考えたからです。例えるならば、ZAZEN BOYSの向井がシンセサイザーを取り入れだしたあの感じに似てる。思い切ったことをやったな〜っていうあの感じ。

 今年後半に入ってプロデューサー中田ヤスタカの音像ってのが固まりつつあって。その固まったイメージを元にこれからドンドン名を広めていくんじゃないかな〜って、どの中田ワークスファンは思っていたはずです。しかし、そのイメージを、完全にとは言わなくてもブチ壊してしまった、彼。どこまでも意地悪です。(せーかく、わるそーだからな〜。)

 インタ等で、「いつもと違う感じになってると思う人もいるかもしれないけど、ずっと僕のことを見てくれてる人から見たら、自然なシフトじゃないかな〜って感じてくれると思います。音が変わっても芯の部分が変わらないところを楽しんで欲しい。」みたいなことをよく言っていますよね。(じゃ〜ぁ、あんたの芯ってところをもっと素直に見せてくれませんか?っていう質問はしたいところだけど、あえてここでは辞めとく。)ヤスタカはリスナーを篩いにかけてるんじゃないかな〜とか思ったりしてしまいます。彼、やっぱりみんなに支持されたいとも思ってるし、支持されるようなダッサイ音とかは作りたくないとも思ってるんだろうな〜とか考えてしまいます。これを聞いている限り。

 ただ俺はその篩いにも負けずについていくよ。Electric Light Moon Light大好きです。これ完全に中田作のR&Bになってますよね。歌い上げているこしじまさんはとってもナイスです。R&Bまた、きてるよね。今一番僕が飢えている音がR&Bなのかもしれません。ヤスタカ、いいとこついてきた。

 あと小ネタですがタイトル曲のFLASH BACKは、完全にJusticeのWater of Nazalessになっちゃってます。あ〜ぁ、こいつ引用早すぎだよ。カプセルですが、破壊力それなりにあります。


 ベボベの十七歳を買いました。意地悪で幼い中田に比べて、素直に自分に向き合ったのが小出君になっています。

 今作の十七歳は、ベボベが一番得意としてきたティーネイジャーのあの青臭い感覚を呼び起こすような曲を、バリバリやるってことではなくて、自分が十七歳だったときに本当に聞いていたかった音楽っていうのを、作り上げたっていうコンセプトでやっています。コイちゃんがどんな十七歳をすごしたかは、もう彼しかわからないと思うんだけど、そういうことあるよねってリアルな話をヒシヒシとしてます、この人。“誰かに、誰かに気づいてほしい”。ヒシヒシと心に入ってきます。

 たぶん小出にこういう作品を作って自分がどうなるのかってことをわかってないと思う。いや、わかってるかもしれないけど、わかってないことを期待したい。答えのない世界をさまよい続けて欲しい。

 とりあえず今は”気付いてほしい”がおもしろいですね。ダブダブな感じから入って、結局は従来のベボベサウンドに戻るっていうね。素晴らしいね。あとやっぱり、これだと思った流行は取り入れてきますから。とうとう自分の声をケロらせて(エフェクトをかけて)きましたね。ヤスタカや元気ロケッツバリに。うん、はやいところ、やってきたな〜って印象。素晴らしい。男性ボーカルではまだ初めてだよね。(ハヤシ、ボコーダーは除く。)

FLASH BACK

FLASH BACK

十七歳

十七歳

<追記>
 年末ゼップが当選しました。枚数も取りすぎたので、欲しい人がいたら、コールだけでもしてみてください。書類選考の結果、あげたりあげなかったりします。メアドはaboutの中にあります。