08上半期 BEST EP

　上半期ベストシリーズの3つ目は、EPのベストをつらつら語っていこうというものです。上半期ベストシリーズは、最後に総評みたいなPick Upコーナーを上げようと思います。今回のEPについては、あんまりBESTと言いつつも、心に残ったEPをあげていくだけです。ランキングはつけません。

　それでは参ります。まず上半期のBESTをあげるならばこれ。

Out Of The Race EP

　シガベッツ、完全自主制作で作ったEPです。自主制作だから、作りがかなりチープ！ケースは紙で、その中にディスクが入っているだけ！紙ジャケのCDって普通はビニールとかに入ってるけど、それもありません。しかも歌詞カードもな〜し！苦労したんだろうな〜っていうのがにじみ出ています。

　いや〜、ヤバイ！としか言いようが無い。シンプルなロックンロールがただ4曲続きます。聞きたかったのはこういうこと。もう幸せです。なんでこんなミュージックが日本にも世界にもなかったんだろうか！マジで天才！

　次はこれ。優秀作を生み出したな〜っていうEP。

changes

　ベボベのChanges。いや〜、これは力作ですよ。去年出したアルバム十七歳から、ポップを推し進めているベボベ。次なるステップは、いいスタートを切ったんじゃないんでしょうか。タイトル曲のChangesは、情熱的に歌い上げる小出がすばらしい。詩もね、いいよね。青春ソングを作るのが得意だったベボベだけど、そこから一歩大人になりつつも、スイートな詩は健在って感じで。2曲目、Summer Anthemは本来のベボベのカタチの青春ソングを進めたもの。サビで関根のコーラスを入れて、すごくいい感じの好ナンバー。最後に意味もなく絶叫しているのも、すごくバカ、青春で力を有り余らせている感じが好印象。3曲目のFICTION ONCE MOREはここ最近挑戦しているダブサウンド。ダブってさ〜、今一番かっこよくね〜？っていうノリを出しているのがイイ！オレもそう感じる！4曲目･5曲目はライブ音源、最近のベボベはライブがすごく力強くなってるよね〜。なんか最近では久しぶりに充実したEPでした。

　次はこいつだ〜。力を込めました〜って感じで凄く好印象。

HEART

　パンチラ第3弾です、MEGのHEART。HEARTの「ドキドキときめきコミュニケーション」ってフレーズがいいじゃないか！それだけで最高だ！C/WのNatalieが素敵なんです。詩がいいね〜。忙しい東京とふるさとの安心感みたいなのを歌ってて、MEG版“親知らず(チャットモンチー)”。これまでの周りへの感謝と、前に進める為の不安みたいなのがが、なんか“少し泣ける”。この“少し泣ける”の感じがイイのよ！すんごく好き！

　最後、EPとはこのフォーマットが最高であるというEP。

ONE

　最近EPっていうのがすんごく好きで。もうアルバムとか長いから、もっと即効性がある良いEP聞きたいの！３・４曲でちょうど良くね〜？で、EPっていうのは、こんな感じでいいのよ。めっちゃ素晴らしいタイトル曲と、あとまあイイかも〜ぐらいのc/wで。それだけで十分。タイトル曲Oneが、鮎瀬の女の子の精一杯なのを等身大で表して、繊細で震えるようで、それでちょっとセクシーな歌声。メロメロなんですよ。ドラマティックだし。いや〜、こんな良いEP、下半期もいっぱい出会えますように。

　最後、ちょこっと。

I'm Not Gonna Teach Your Boyfriend How to Dance

　ブラックキッズ。これもタイトル曲が素晴らしいEP。で、ブラックキッズって全貌がまだまだわからなくて、曲によって全然スタイルが違うのにビックリしました。期待が持てるな〜っていうEP。

　以上が、上半期心に残ったEPでした。いずれEPブームとか来ます様に〜。