ELECTRO QUOTIENT Ver2.0 @BUZZ
遅くなりましたがレポートします。本当は写真つきなどを盛大にレポートする予定でしたが、すべてをこなすのは不可能と判断しましたので、簡略してレポを書きたいと思います。
開演前 (21:00〜22:00)
会場内をバタバタと動き回るスタッフ。この会場では直前まで、別のイベント:CUEをやっていたのです。その転換時間は、わずか1時間。イベントのロゴをあしらった幕を切り替え、フライヤーを張替え、機材をセッティングしなおし、DJ陣、バンドチーム、ダンスチームの最終的なリハが行われる。カフェもメニューの切り替えに必死。誰もが各自の仕事をこなしていました。予想はされていましたが、やっぱり起こるトラブル。困惑の中、イベントが始まろうとしていた。
出番の直前のこの時間帯、一番緊張していました。しかも、ちょっと話してくれるような人はおらんやったし(みんなバタバタしていたから)。もう心の中は錯乱状態でスタートをさせました。
そんな中はバタバタしていたんですが、外にはなんと長い行列ができていたそうです。このイベント、やはりPerfumeを全面に推した成果なのか、それともなんなのか、イベントを心待ちにしたお客さんが大勢押しかけたようです。キャッシャーがスタートと同時に混乱するぐらいでした。
DJ mocchi (22:00〜22:30)
EQ ver2.0のトップバッターはわたくしid:monch71こと、DJ mocchiです。
こんなセットリストでプレイしました。まずはご覧ください。
- 小沢健二「ラブリー」
- The Pipettes「Pull Shapes」
- MEG「Magic」
- COLTEMONIKHA「そらとぶひかり」
- Sexy-Synthesizer「Sweet Boy 08」
- POLYSICS「コンピューターおばあちゃん」
- Perfume「GAME」
- Coldplay 「Viva la Vida」
- 鈴木亜美「BE TOGETHER (y*tk remix)」
- Perfume「セラミックガール」
- Friendly Fires「Paris」
トップバッターDJなので、このパーティーに集まってくれたお客さんが、簡単に楽しめるようなセットリストにしました。まあ、ぶっちゃけすべりたくなかっただけですけどね。それに、自分が好きなだけの、コールドプレイやフレントリー・ファイヤーズもかけちゃいました。あと頭の2曲は客入れの音楽です。反応も上々って感じだったかな。
DJのスタイルとしては、こちらも会場の温度を下げてはならないと、あせりまくったので、とにかくブース上ではしゃいでみました。踊って、歌って、暴れて、セラガではフリをキメて。あとあと「そうとう気持ち悪かった」って声は頂きました。それは勲章だと思っています。とにかくDJが一番楽しんでいれば、周りも釣られて楽しくなるんじゃないかな〜、そしたらハッピーになれるんじゃないかと思っての、あのスタイルです。どうも、お見苦しい醜態を晒して、本当にすみませんでした。
技術的には、本当に他に出てくれたDJさんたちが、ものすごいもんを持っていたので、僕のはしょぼくてしょぼくて。ただただスタートボタンを押して、1chと4chを入れ替えるだけの、本当に基本中の基本だけしかしませんでした。もっと練習、修練、そして研究します。反省しています。
反応としては「コンピューターおばあちゃん」と「BE TOGETHER」がよかったって声をいただきました。やっぱり飛び道具DJになっちゃいましたね。まだまだDJ修行はこれからです。
あんな感じで、楽しんでくださったお客さんの皆さん、本当にありがとうございました。お客さんが暖かかったので、なんとか30分持ちました・・・。
本当はブースに立ったときものすごい緊張して、もう経験したことも無いようなガクブルで、DJの技術なんてどうだっていいって思っちゃって。もう無茶苦茶になっちゃいましたが。とにかく凄く楽しかったです。
DJ Love Lee (22:30〜23:15)
僕のお次は、僕がとっても尊敬、いや愛しちゃってるラブちゃん先生の登場です。DJ Love Leeは、福岡のJ-POPイベント「Vitamin J」にレギュラーで出演しています。
ちょっとこれがはまったらover30は確定で、ただテクノポップでまとめてくるセットリストは見事だったようで、局所的にドツボに盛り上げていました。持ち前のキュートで素敵なキャラクターと、over30的に大ネタで、ガンと盛り上げていました。さすがですラブ先生!
BAND SET : berfume (23:15〜23:45)
このイベントのために結成された、Perfumeコピーバンド、berfume(バフューム)が登場です。ギター、ベース、シンセ、ドラムの最小限体勢に、はしゆかちゃんとあ〜ちゃんの若いかわいらしい2人による特別ユニットです。
実はこのバンド、いろいろとトラブルがあって、本番前に練習できたのはたったの1回だけ。しかも2人のボーカルは、今までステージとかに上がったことのないド素人。さらに最近までPerfumeを知らなかっという。超急造バンドなのです。
その音源をニコニコ動画にあげています。ちょっと厳しいコメントがたくさんついていますが、なんとか会場がとっても良い雰囲気だったことが伝われば、良いかな〜って思います。
- GAME (intro)
- エレクトロ・ワールド
- コンピューター・シティー
- Puppy Love
- チョコレイト・ディスコ
この日一番に近い客入れを見せて、熱いステージになったberfume。会場に入りきれないくらい、後ろまでお客さんがビッチリ詰まって。すごくパーティーの目指している、アットホームな空間が作れたんじゃないかな〜って思います。
DJ TMZ (23:45〜24:30)
バンドの次は、TMZが登場です。TMZは、大分のテクノイベント「+81」でいっつも回してて、今回わざわざ大分からパーティーのために駆けつけてくれました。
Liar Gameから始まったセットリストは、エレクトロでガッツリ盛り上げる。エレクトロでガッツリみなさん踊って、上げ過ぎて逆にバロメーターが振り切れちゃうぐらい。ものすごいDJプレイでした。本物のテクノDJはやっぱり違いますな〜。次回のパーティーでも、しっかり期待しています!
DANCE SET : ぱちゅ〜む、Lithume (24:30〜25:00)
TMZで踊り明かした後は、今度はステージでのダンスパフォーマンスです。EQ Perfumeダンス隊、女子チームぱちゅ〜む、男子チームLithume(りちゅ〜む)の登場です。DJはHi-Day。ぱちゅ〜むは今までのEQで、飛び入りダンスチームでやっていてくれた面子をそろえての精鋭部隊。それに対してLithumeは、飲み会の席で突如決まったスーパー素人ダンス集団です。僕は個人的にLithumeの練習にちょくちょく顔を出していたんですが、もう練習は苦難の連続でした。そんなこんなで仕上げた、彼ら彼女らのステージです。
セットリストは以下のようです。
- Love the World (ぱちゅ〜む)
- ジョニーはご機嫌ななめ (Lithume)
- ポリリズム(完全版) (ぱちゅ〜む)
- アキハバラブ (Lithume)
- エレクトロ・ワールド (ぱちゅ〜む&Lithume)
- Perfume (ぱちゅ〜む&Lithume)
ENC
- チョコレイト・ディスコ (ぱちゅ〜む&Lithume)
Perfume史上最難関といわれるラブワと(訂正・ごめん!一番はセラガだ!)、ポリリズム完全版を踊り、ものすごいダンススキルを見せるぱちゅ〜む。衣装も、しっかりラブワ仕様ににあわせて、とっても3人ともキュートでした。
対するLithumeは、衣装もバラバラのPerfumeツアーTシャツに、一応合わせようとしたリストバンドだけのもうやっつけグループ(笑)。ダンス曲も、彼らのキャラを踏まえた、ジョニー、アキハバラブと男が踊るっていう盛大な気持ち悪さを味方につけた、激モリセトリ。ただ、なんでしょうね、彼らを見てると、何かが見えてくる・・・。客席には笑顔を配っていました。
最後は2組一緒になってのダンスタイム。客席も大盛り上がりで、バンドセット同様、一番のお客さんの入りを見せました。いや〜、楽しかった。2組とも笑顔を本当にありがとう。
DJ UC & ... (25:00〜25:45)
ダンスも終わって、次の金髪に染めかけているDJ UCが全身を黒っぽい衣装とグラサンを掛けての登場。そしてフロアにFLASH BACKを投入。すると現れたのが、金髪ウィッグに黒のパーカーを被った、kanaso。彼女が登場すると、フロアから割れんばかりの歓声があがりました。そう二人合わせて、中田ヤスタカ&こじしまとしこーーそうソックリCapsuleが登場です。kanosoちゃん、超似てた。あのこっしーのキュートなおめめとまでは行きませんでしたが、他のパーツを見事にそろえ、もう誰が見てもこっしー。2人でフロアを盛り上げます。
DJ UCは、もう最近のエレクトロナンバーを並べて着実に盛り上げる。いいね。若いっていいねって感じ。UCだんだんと巧くなっているのがわかる。選曲も洗練されてきていると思うから。かなり今後も期待します。やっぱり若いDJが盛り上げなきゃね!
DJ Soup & TAMTAM (25:45〜26:30)
似せたヤスタカ&こっしータイムの終了後は、この2人が登場。フロアの雰囲気を一気に変えて、アニソンタイム!SoupさんとTAMTAMさんは、福岡のアニソンイベント「deltapop」からのDJです。このdeltapop、福岡のアンダーグランドの中ではかなり盛り上げっているみたい。
もう変態2人が、僕以上に暴れまわっていました。すんげえ楽しい。ただセレクトがアニソンが多くて、僕にはわからん!ただ、フロアもすごく盛り上がっていたよな〜。だって1曲1曲かかるたびにどよめきが起こっていたもん。すごかったです。deltapop気になった方々は、ぜひぜひ足を運んでみてください。
DJ sato (26:30〜27:45)
TMZさんと同じく、大分からやってきてくれたDJ sato。いつもはTricotというテクノパーティーで回しているそうです。月一で、福岡でも回しているみたいですよ。
satoさん、じっくり踊れるテクノでプレイ。もうなんかCDJをわけわからないぐらい使っていました。ループに続くループ。リフレインリフレイン・・と続けていたら、スッと曲が入ってきて上がる。もう手元を見てるだけで、どうにかなりそうでした。途中で機材トラブル等がありましたが、最後までじっくり踊れて、これぞテクノっちゅーう感じがしました。
DJ U-TAN (27:45〜28:30)
お次はEQ ver.1.0のときからおなじみのDJであるU-TANさんです。from小倉!
EQ全体のMCも担当するU-TANさんは、軽快なお喋りとともに曲を回すスタイル。ビーマニ系の曲とか、ときにはアイドルソングなどもかけて、独自のスタイルで、若干お客さんも辛くなってくる時間帯でしたが、最後の一絞りってな感じでもりあげちゃっていました。
DJ Hi-Day (28:30〜29:00)
オーラスはDJ Hi-Day。オーガナイザーとして、前日も徹夜で、今夜もお昼から働きっぱなしだったHi-Dayさんは、超グダグダでした。ただもうパーティーとしては大成功だったと思うので、すでに力は出し切っていたと思います。
最後の締めのMCに、最後までパーティーやってきて泣きそうになりました。本当にみんなと一緒にパーティーを作れて、嬉しかったです。本当にオーガナイザー、お疲れ様でした。
OH-SHI Cafe
ステージには出てきませんでしたが、バーカウンターではO-SHI Cafeが展開されていました。お酒も充実、フードメニューもホットサンドがかなり好評。特にEQからはテキーラショットが早い段階で全部出てしまって...その分潰れた人がいると思うんですが。それよりも、カフェ部のメンツの笑顔がすごく素敵でした。みんな地味なところだったんですが、すごく輝いていました。こういった方々もEQを支えています!!
総論
お客さんの数も、前回のPerfumeライブ後の開催のVer1.0のときよりも、増加。バンド・ダンスの時には、会場の熱気ははんぱ無かったです。DJ陣も、個性派が揃い、すごく良いバランスのパーティーになって、終始楽しめたんじゃないかと思います。
福岡って土地柄、あまりロッククラブとかテクノクラブとかの、クラブカルチャーっていうのが発達していません。あまりお客さんには馴染みのないパーティーだったと思うんですけど、こうやってPerfumeを介することで、いろいろな人たちと出会える場を作るって言うのが、まあまだまだこれからなんですが、今回も提供できたと思うし、次回からももっと良いパーティーが出来るんじゃないかな〜って、すごく何か面白いことが起きそうな感じがヒシヒシするように思いました。
これからもやっていこうと思うし、なんかもっと楽しいことをやって行きたいです。もうちょっと良いパーティーが確立できたら、近いうちに東京やら関西やらからゲストを呼んでのパーティーとかできたらいいな〜って思います。ドンドン面白くしていくよ!東京や関西や名古屋や札幌には負けない、俺たちのパーティー作るぜ!
ご来場してくださったお客様、本当にありがとうございました。あなた方のおかげで、本当にいいパーティーができましたよ。そして次回のパーティーも、積極的にお友達に、こんなに楽しいパーティーあったよ〜ってな感じで、お誘いの上で、また遊びに来てくださいね。近いうちにやりたいと思っています!