CUE -episode002- @BUZZ


 EQの合同開催イベントCUEにも参加してきました。

 この日のナイトクラブはEQなんですが、デイクラブはCUEというイベントでした。まあ開催もほとんど同じメンツでやっているので、同じ体勢でやっています。ただEQとCUEは全く別物のイベントなんです。このイベントは、「クラブデビュー対応のアットホームなパーティーを作ろうという」コンセプトでやっています。DJなんかも今回初登場という人が半数近くを占めるのです。思い思いでクラブという空間を作って、楽しんでいこうというパーティーです。

 場所は、親不孝のぶあいそからショッパーズ方向に入ったところにある、イベントスペース:BUZZ。開始は午後3時から。まあ若干早い時間帯ですが、お昼タイムからお客さんは駆けつけてくれました。一人30分のDJ熱血勝負。12人という大所帯DJでのパーティーでした。

DJ

 最初はDJまさを、次にDJ tayuppa。この2人は1時間渋谷系中心のタイム。まさをは、ガーリーなセレクトと自然なツナギで最初の空間を作っていきました。ラストで「恋のマシンガン」をかけて、ものすごい大きな歓声が上がったりしました。DJ tayuppaはDJ陣の中でも最年少の10代DJ。若くて可愛らしい女の子にもかかわらず、すごく堂々としたプレイで客を煽って、ちょっと今後のビックなDJ誕生か!?って度肝を抜かれました。

 次は急遽登板となった、カフェ部店長兼DJのおーし。この日RAZORS EDGEのライブ直前とういものあって、お得意の日本産パンクで大いにフロアを盛り上げる。最後にはフロアにシャボン玉を吹かせて、会場中をハッピーにしていきました。4番目はDJ マドリ(id:madori927)。彼が好きだというダンスロッククロスオーバーといった楽曲で、一部からは熱狂的なレスが来る。彼的には「GAME」投入して、自ら踊って見せようって気マンマンだったらしいのですが、途中でやめたとか。

 5番目はDJ 平八。前のマドリとは変わって、一気にロックモードに。個人的には自分のDJ用に用意していた、ピペッツとキラーズをいずれも曲違いで投入され、かなりドキッとした場面も。これぞロックという選曲でしびれました。Mo'someのキツイやつ2連発には爆笑。6番目はDJ ユキ。福岡UKロックを語る会を引き連れてのご登場です。この日一番だったんじゃないかなぁ〜っていう気持ち良い盛り上がりを果たす。ロッククラブはこれじゃないと!って選曲に熱く燃えました!

 7番目の登場はお祭りDJ S-Mileの登場。DJブース上に二十世紀少年のロゴを掲げ、遊ぶ気マンマン。ドーピングパンダからニルバーナの大名曲のハウスVersionをかけて、フロアを惑わします。激上げセレクトとお喋りで、どっと盛り上げました。8番目登場はDJ GOWJUE。Weezerを筆頭にパワーポップなセレクトで熱く盛り上げ、直前のS-Mileさんとは対照的ですが、心の中から上げるようなセレクトで、素晴らしいDJを見せます。こういうのもクラブでの楽しみ方ですよ!

 9番目以降はレジデントのDJが登場。CUEが誇る最高の飛び道具DJ ネコミミが登場。まずすでに衣装がガッツリメイドさん。これ私物・・・!?そして一曲目からプリキュア5をかけて、フロアを激上げ。主に女の子にガッツリ受けていました。その後もジャンルをワープして飛び出すような選曲に、フロアが熱狂。もうかなりの名物ですね〜。10番目は前回トリだった、DJ CELLO。また出るか??と期待された暴走は、今回も発動。チャコフィルバンプ相川七瀬広瀬香美とJ-POPの大名曲を並べて、フロアを楽しませました!

 11番目にはDJ 音色登場。大ネタDJとしての地位を確保しつつ彼女は、最近興味があるというスカもセットに組み込み、フロア受け良好。あまりロックパーティーに来たことが無いような人にも「あんな楽しみ方があるんだ」と言わせるようなプレイで、フロア全体をあたためました。オーラスは、オーガナイザーでもあるDJ MASSが満を持して登場。自身の得意とするハード色の強いロックナンバーを続けつつも、次のパーティーであるEQに向けて、CapsulePerfumeも使いつつ、気持ちよく締めてくれました〜。

総論

 もう6時間耐久(この後もパーティーは続くよ)、突拍子も無い個性の集まりのDJによるごちゃ混ぜロックイベントCUE。US UK JPのロックミュージックから、ダンスロック、オルタナ、ミクスチャー、スカ、パンク、ギタポ、アニソン、エレクトロと、もう今の時代に一番求められている力、ジャンルやコミューンを越えるクロスオーバーでバーリトゥード(なんでもあり)なパーティーを一つのカタチとして作ることが出来んたんじゃないかな〜って思います。

 実際にこのパーティーは、スタッフも若いスタッフで構成されており、これから福岡で今の時代を反映させつつ、一つ前にステップを勧めるようなパーティーになっていけばいいんじゃないかな〜って思いました。それと、もっとロックテイストが強いクラブで、クラブ本来の持つ“音にあわせて踊る”という要素を全面に押し出したクラブイベントを作れたら面白いんじゃないかなぁと思いました。

 福岡は、昔からめんたいロックとか言われて、ロックが盛んなように思われているんだけど、気軽に遊びに行けるようなクラブは今は無いのが現状なんよね〜。まあちょっと先鋭的な方々が多いっていうのはあるんだけど。でも、このCUEってパーティーは、もっと単純な快楽度を求める、つまり“バカ騒ぎでロックを聴きたい!”っていうのを体言する、福岡を代表するロックの遊び場になってほしいな〜って思います。“バカ騒ぎ”いいじゃん!!大好きでしょ!?