Perfume 〜Disco Disco Disco @代々木第一体育館


 お久しぶりです。東京の街にやってきました。だから、Perfumeの代々木公演に行ってきました。行ったのは5月9日、第一日目の公演です。それでは感想をツラツラと述べていきます。

 社会人になるというのは大変なもので、何事よりも仕事を優先させないといけないみたいで、この日土曜日なのに出勤となりました。fuck 会社。2ヶ月前の私なら、この時点で諦めていたんですが、今の自分は違う。会社終わって駆けつけられる!飲みの誘いをいなして、代々木に駆けつけました。

 着いたのは開演30分遅れ。ちょうど自己紹介の「Perfumeです!」ってのをやってるときでした。入ってみて、ぎっしりスタンドが人で埋め尽くされていることにとにかくビックリ!歓声も地鳴るような感じで、私にとってGAME TOUR@福岡振り(ちょうど1年ぶり)のPerfumeの姿に、本当にビックになったんだな〜っていうのを、思わずにいれませんでした。人多すぎる!怖い!

 席があんまり良くはない席で、2階北側Kブロック。つまりステージ真横上でした。横からしPerfumeもステージも見えない!ただ、掟さんだけはガッチリ確認できる位置でした。

 久しぶりに見るPerfumeの1曲目が「コンピューターシティー」ってちょっと嬉しくも焦る。パッと、お客さんが新しくなってるんじゃないかということを感じ取った。だって、4つ打ちのキックに合せて手拍子打ってんだもん。そこ踊るところじゃないの!!!???盆踊りしに来たのかてめぇーら!!!とにかくそう感じました。ただ他人のことは知らんけん、自分は自分の楽しみ方をするようにチェンジ。

 「マカロニ」は会場全体から鳴るクラップハンズの残響が、本当に気持ち良く、とっても好きな一瞬でした。「マカロニ」は、頑張ってた別の3人組とかの、いろいろ思い出あるから(笑)多少ならフリできるし(笑)とにかく、思いこみ上げるものがたくさん。とっても好きな曲です。SEVENTH HEAVENの曲が来たときは、みんな「おっ!」って言ってしまったよね。ランウェイの先の部分で、下から上に上がる照明が3人を包み、それはそれはキレイすぎました。

 新曲「Night Flight」。初めてじゃないかってぐらい、Perfumeにとって攻撃的な曲でした。中田さんの軸で言うと、「More*3で行われた実験」からの贈り物って感じを受けました。今、中田さんがPerfumeで表現すべき、一番面白い部分を凝縮した感じなので、本当にオススメです。ただエイティーズ回帰とか、30歳以上の方々はよく言って高まってらっしゃるけど、そんなん知らん!若いもん、そんなのはとことん無視すればいい。そっして若いもんこそ、どんどんライブ見に来てくださーい。

 で、「YoYoGi WHaT'S DiSCo MiX」だよね。パフォーマンス的には相当よかったです。「Perfumeは今いったい何を表現したいんだろう?」っていうのを見つけることが、私的には今回の宿題でした。結構悶々としていたんだけど、このコーナーで結構提示されちゃいましたよね。ライブとしては「Perfumeの掟」にも通じる、パフォーマンスチャレンジ枠って感じでしょうか。その瞬間を楽しむっていうワクワク感が本当に楽しくって。これをやってくれたPerfumeという存在を含め、本当に嬉しかったです。

 ただ、音の部分ではMixはそんなに面白いものじゃなかったな〜って思います。せっかくライブなんだから、Mixに“生感”が皆無で、全然面白くなかったと感じました。次にこれをやるとは考えにくいけど、もっと頑張ってくれマニピュレーター(飯塚さん!)。あと、マニピュレートに注文をつけてみると、Mix以外でも曲にエフェクト掛けようとする雰囲気はあるけれども、全然効果的じゃなかったと思うよ!ウィンドチャイムっぽいキラキラな音を入れようとしてるわりには、ちょっとよくわかんなくなってたように感じて。もっと良くなる筈なのに・・・。てな感じです。

 今回このMixがあったことで、Perfumeでクラブイベントをしたいって人たちは、また一つハードルが上がったんじゃないかなーと思いました。本家でもMixぐらいはやってしまうから、もっとクラブDJたちは頑張らんといかんね〜。ただ垂れ流しのパーティーだけじゃ、ダメだ!って本当に思ったね。みなさん、頑張りましょー!

 気分がドンドン高まっていって、「ジェニー」で久しぶりに叫べて嬉しかったです。「Dream Fighter」を見て、「安易な善を被って生きていくことは、別に悪いことじゃない!」と感じたりしましたが、これはまたまだ思考が続きそうなので、後々の宿題ですね。

 今回のライブで何度も出てきた「What’s Disco?」というのがテーマだったと思うんですが。これを見てて、Cymbalsというバンドの「That's Entertainment」というアルバムを思い出してしまいました。このアルバムは「これがエンターテインメントだ!」とメジャー1stアルバムにして高らかに宣言してしまう、態度のデカい表明ものなんですが、最後を「What's Entertainment?」という曲で締めます。つまり、デカデカと「エンターテイメント」を提示したつもりでも、結局その真相の袋小路に入ってしまって、見失ってしまうという物語なんです。「What's Disco?」と言われて、で、結局何なの??っていうのは、答えは正直わからなかった。これがライブ見ての感想です。なんなんでしょう?一体。分かった人教えて!


 良いライブだった。周りにありがとうと言って帰りたいライブでした。

 今回この人次の日には、たくさんの人と挨拶をさせてもらったけど、みなさんと会えたことは本当に嬉しかったです。それでは次はツアーで会いましょう。取らぬ狸の皮算用にはなりたくないですが、今度は帰省&ライブとかで楽しみたいです。あと新潟行きたいな。アルバムも楽しみだー!

トライアングル(初回限定盤)

トライアングル(初回限定盤)

That's Entertainment

That's Entertainment