The Cornelius Group @Drum Logos


 コーネリアス見てきました。

 会場に入ってからいきなりの発見。ステージ前に白幕のスクリーンが張っていて、それにカラーバー状の4色スリットが点滅してる。さすがコーネリアス。5500円は違います。

 コーネリアスといえば小山田圭吾のソロプロジェクト。フリッパーズギター渋谷系の一大センセーションを巻き起こした彼がその後、コーネリアスとして日本が世界に誇るロックアーティストだそうです。その作品たちは、音楽と映像がそーとー凝ってあるそうです。まあ、簡単に言うならば「センスの塊」ですな。中目黒発、世界最鋭ロックアーティストですよ。

 開演前の会場にはなんだかディズニーっぽい音楽が流れていました。ちょっとガッカリだな〜、なんか。

 「こ・ん・に・ち・わ」でスタート。1曲目"Breezin'"。映像がカッコいい、照明がキレイ、演奏がキレている。完璧すぎるスタート演出。気持ちが一瞬でアガる。これでアガらず、何でアガる!!

 最初は気づかなかったんですが、ステージ前の中央にビデオカメラで撮影していて、その映像をカット&ループさせるっていうのには脱帽。簡単な発想なんだけど、それを実際にやれるっていうのはすごいわ。それにそれをライブという不確定の場で簡単にやってのけて遊ぶっていうのがすごいな〜って、完全にやられた。すごく楽しかった。あとテルミンの演奏もすごくお上手で。テルミンってもっと偶発性の強い楽器なのかな〜っておもっていたんですが、あれを完全に使いこなしているっていうのにはびっくりしました。あとウィントチャイム!!!!あんなにウィンドチャイムの数があるステージは初めて(っていうかこれ以降も見ることもないと思う)。各メンバーの前にあったし。それをふんだんにステージに盛り込んでいっていうのは、正直セコイ!!キレイすぎる。2007年はウィンドチャイムをいっぱい使う年だ!!

 とにかく全編通して演奏が完璧すぎる。ドラムの一叩き、ベースの一弾き、堀江さんの放つ音の一音一音、ポツポツとあるコーラスが無駄な音のような気がするけど、全部いる。それでいて気持ちよすぎる。音を浴びて、本当に心満たさせる感じ。こういう感じが出せるアーティストってやっぱり超一流だよね。今まで何回かしか見たことないけど。

 "Count five or six"、"Gum"のようなアグレッシブもできるし、"Fit Song"のようなちょっとフックを入れたような変則なのもできる。さらに"Tone Twilight Zone"のようなしっとりも完璧にやってのける、"Music""Breezin'"のような平常心を保ったようなナンバーも完璧。しかもあの4人だけで。すごいよね。本当に。

 映像もさ〜、コーネリアス全快なわけさ。ちゃんと音楽を元にしたリアリティーのある映像もあるし。それに、小山田さんのセンス全快で、なんかの映画の良いワンシーンをカットアップしてもってきたような映像もあるし。センスよすぎですよ。元ネタは一切しらないけど。あんなん絶対いいにきまっとるやんけ。あと、あの映像で時々出てきていたどんたくとかでよく見る花自動車は、あれは福岡専用だったのかな?そうだと若干わかられてなかったようだけど。

 最後は"Music"。アンコールの最後には「さ・よ・う・な・ら」でしめ。そしれ忘れずに『from nakameguro to everywhere』のメッセージつきでした。


 う〜んやっぱり今日のベストソングは"Star fruits surf rider"だったかな〜。あと一曲時報の音をサンプリングした曲もよかったな〜。

 本当にいい経験になりました。


 どっかでパクッてきたセトリ。忘れず復習。

01.Breezin'
02.Wataridori
03.Gum
04.Smoke
05.Tone Twilight Zone
06.Drop
07.Point Of View Point
08.Count Five Or Six
09.I Hate Hate
10.Brand New Season
11.Beep It
12.Star Fruits Surf Rider
13.Fit Song
14.Like A Rolling Stone
15.Music
16.Sensuous

encore

01.E
02.Sleep Warm