若若男女サマーツアー'07 @Drum Logos


 まず最初に謝らないといけません。研究室の皆様、大変申し訳ありませんでした。ご迷惑かけました。

 え〜、今回の若若に向けてまったく準備をとっていなかったために、研究室の月例報告会とこの若若の日程が被るっていう事態が発生し、今日は強引に若若の方に行くことにしました。病気で早退という嘘をついて抜け出しました。まあ嘘をついてまで行きたいのか?って言われれば、考えに考えた末に行きたいという結論を自分の中で出しました。先生ごめんなさい。そして、この嘘の工作をしてくれたであろう研究室のメンバーの方々、ありがとうございました。

 で、若若ね。とりあえず短く感想を。

  • 盛り上げまくり。エンターテナーとして最高の働きを見せた、絶好調BaseBallBear
  • いい曲あるも、見せ場を作れない。いや、ある意味それでいいのかもシュノーケル。

 ってところでしょうか。後日(明日)感想をうpします。<追記もちろんあり>

 で、追記です。ライブの感想を中心に。

 若若男女は同じSMA(Sony Music Artist)所属の若手ギターロックバンドのチャットモンチー、シュノーケル、BaseBallBearの3組によるイベントです。去年は名前の売り込みの要素が強く(まあ今年もその要素は強いけど。)、チケット代も格安だった。今年からちょっとパーマネントなイベントであるっていう要素がでてきた。同じタイプの3組のそれぞれのファンが集まって、まあそれぞれ音楽底辺を広げるっていう意味合いが強く、その考え方が僕は好きです。来年もぜひやって欲しい。

 で、月例から抜け出し、会場に着いたのが7時過ぎ。5時半に学校出てもこの時間には着くのね。料金はかさばるけど。で、ロゴスに人が溢れんばかりいて、びっくりした。うわ=、これってピクシーズんとき以来の感覚。ぜんぜん前に進めんし。で5分押しで始まったチャットモンチー。なんとか間に合いました。あ〜でも、開演からはじめたオープニングアクトがいたみたいね〜。the chef cooks meオープニングアクトでやってたみたいです。名前ぐらいなら聞いたことあったから、せっかくだったら見たかったんだけど。ちょっと残念。あ〜、the chef cooks meについてついでだから書いておく。物販のTシャツのセンスが抜群でした。他の3組および若若のオフィよりも抜群のセンスでした。物販に立っていた人がメンバーなんかいな?そうだったら、なんか髭みたいなバンドなんだろうな〜。見た目だけだけど。

 1組目チャットモンチー。後ろにいたから、ぜんぜん見えない。1曲目から女子明日〜恋の煙〜どなる。恋の煙大好き。もうこれ聞いたら間違いないって思う。シャングリラ、マスト。

 はしえり、ギターが弾けるようになりました。キメを作るたびに涙が出てきそうになる。出来てる、この子〜!!泣きそうになる。去年までまったくダメだったのに。ギターが各所にはまるようになってね〜、本当によくなったんだよ、サウンドが。

 チャットモンチーはやっぱり曲がいいね。全曲熱唱できるもん。こんなアーティストなかなかいないよ。

 後半になるにつれ演奏がアゲてきた。とび魚とか本当によかった。

 あと2曲でシメってと言われて、"橙"、"恋愛スピリッツ"でくると思ったけど、"世界の終わる夜"にと"ひとつだけ"これでまちがいないな。2年目だし。このカタチを手数として得たのは良いと思う。とくに"ひとつだけ"の演奏力はしこたますごかった。"ひとつだけ"は非常に3人のサウンドが見事に暴れていた。うわぁ〜、こんなこともできるようになったね〜。くみこんのドラムは非常につよく、あっこちゃんが見事に暴れる。2人ほどじゃないけど、はしえりもしっかり着いていく。お見事でした。

 チャットモンチーが世に出るようになって、いろんな人から見られるようになって、blogなどで一番聞かれたのが「あんなライブやってていいのか!」ってこと。やっぱりライブってみんな、ここだけのスペシャルな感じを求めるのかもしれないけど、その点ではチャットモンチーはヌルい。タルい。MCとか本当にどーでもいいことを喋るし。それで酷評を受ける機会が最近多々あった。メジャーな(⇔インディー)感じがするって。人並みってこと。でもさ、彼女らはゆっくりだけど、自分のライブフォーマットを築こうとしているよに感じる。とてもゆっくりだけど。なんでも、今回のセトリは夏フェス仕様で、HIGHER ROUNDとかとかとまったく一緒だったらしいんだよね。どうやらこの夏はこのセトリで全国も回ったみたいです。ということは、全国でこの曲らをひたすらやり続けたってことになるよね。この夏フェスシーズンを完全に鍛錬に当てたってことだ。今日見て、それによって何かを掴みかけているってことがわかった気がする。はやく掴めたらいいね、リーダー。

 2組目、BaseBallBear。若干前に移動。ステージがまあ見える位置まで移動した。でも、基本ギュウギュウだから見えないわな。

 圧巻だった。曲をやるたびにどんどん客から手が来る。すげえ。去年は、ぜんぜんサッパリだったように思えたのに。この1年で定着っていう意味では一番の伸びを見せたのが彼らかもしれない。この1年でアルバムリリースもあったしね。なによりオーディエンスが暖かくなったっていうのもあるんだけど、今日は仕切りにメンバーがオーディエンスをあおっていた。曲中でも、何度も立ち上がって客を煽る堀くんをはじめ、シャウトを繰り返す小出、そして湯浅ダンスが今日はすこぶる絶好調だった。今日はいつまでやってもたぶん飽きんやろうな=、って感じで勢いが止まらなかった。小出・関根がじっと見とくしかできんやったもん。

 とにかく、1年もしない間に、彼らは完全にステージエンターテナーになっていた。意図的にここまで盛り上げることができるっていうはやっぱりスゴイと思う。あ〜、あと史織ちゃんは、3人ほど煽りきることができんけど、なんか私も私も…っていうのが体の内部から出てきそうなオーラを発していたように感じた。すごくイビツだったけど、その精神は正しいと思った。

 曲・サウンドに関してはあえて感想なし。別に悪かったわけじゃないけど、盛り上がりの方がすごかったと思うから。

 制約が多いバンドだな〜っていうイメージを僕が持っていたんだけど、なんかそれがどんどん取れてきているように思った。いい意味で夕方ジェネレーションの頃に回帰しているんじゃないかな〜って思った。ピッチ重視のサウンドによって、確立された彼らのオリジナリティーを従えて、昔の状態にバンドを返そうとしているように思った。それでいいと思う。そのほうがよりバンドとして良いものを作れると思います。

 3組目、シュノーケル。ステージが見渡せるような場所の前に移動。

 波風はいいね〜。

 うーん、でも盛り上がりにかなり欠ける。ベボベにかなり食われてしまったステージになった。去年の若若は、抜群の地元密着度でフロアの客を独り占めにしたシュノーケルだったけど、この1年で他の2組は大躍進。それでフロアの客が入れ替わっちゃったんだろうな〜。あれだけベボベが盛り上げた、フロアを一気に落ち着かせてしまったシュノーケル。ちょっと痛いと思った。 でも、それが普通なんだよな〜。あんなけ盛り上げるのは異常なんだよな〜。シュノーケルの人たちが引くのもわかる。ただ今日は完敗だったと思うよ。

 なんか不安になるよな〜。派手さがない彼らだから、地味になっていくのはしょうがない。でも、それだったらいろんなバンドいたな〜って思っています。それこそ、地元福岡に愛されたももの全国的にはいまいちだったバンドTHE LOVEとか思い出す。THE LOVEとかになっていいのかとか思うよ。でもそれらは彼らしだい。THE LOVEになるのか??THE LOVE。

 はしえりと史織ちゃんがゲストコーラスで参加。メガネで登場したのはいいんだけど、ステージ出てすぐメガネを外しちゃう、はしえりってどーよ。

 最後の曲がよかった。

 最後の合同セッションパート。「稀に見るがっかりセッション」でおこなわれたのは、今年は『Choo Choo TRAIN』。ダンス隊が一番練習してたんじゃないかな??ノリでやっていた割には一番キマッていたし。う〜ん、去年ほどのアッパーはないものの、セレクトとしてはよかったんじゃないの?白タオルを頭に巻くと、農家の若奥さんみたいになるくみこん萌えだよな。小出が今回もアジテーターとなったんだけど、一応サンプラー持っていたんだけど使えきれてなかった。いや〜、せっかく持ってるんだったら、それでもうちょっと盛り上げてよ。変に期待しちゃったじゃん。サンプラー小出、見たかったな〜。

 小出「この若若の一年の間で、一番キレイになったのがこの福岡さん(チャット)だと思いますよ。」

 福岡「まさかこんなに暖かく受け入れてもらうなんて思ってもみなかったから、感激しています。」

 この2つの発言の真意が本当によくわからんすぎて、?は?て?な?がいっぱい出たまんま終わってしまいました。後日各自blogなどでコメントが出ることを期待。

 やっぱり若若は特別だ。スペシャルです。行ってよかった。来年も行きたい。


 自分が特別に好きな人たちのライブとしては3ヶ月ぶりのライブだった。本当に楽しめた。ベボベが絶好調なのが本当にうれしかった。来てよかったです。研究室のメンバーの人たちご協力本当にありがとうございました。モチベーションがあがりました。