Go!Go!7188 @Music City Tenjin


 Music City TenjinのGo!Go!7188を見てきました。いつもはライブはライブの感想で書くんだけど、今日は日記風にしてみたいと思います。今日のことをつらつらと書いていきます。

 天神着13時。やっぱりちょっと迷いつつ天神に来た。だって月例前だから解析計算やらんとと思いつつ(と思っていたら着いたそうそう研究室の後輩と遭遇)。でも、いいよね、高校生時代から好きなゴーゴーだから。しかもタダだし。最近タダのイベント多いな〜。タイムテーブルでゴーゴーはトリの15時55分スタートを確認。(タイムテーブルは会場でしか出なかったから)

 タワレコQuick Japanを購入。福岡でもやっと手に入れることができました〜。

 中山うりさんを見る。アコーディオンを弾き語る人。この人暗い音楽が好きなんだろうな〜。"月とらくだの夢を見た"とか"マドロス横丁"。気持ちよかったです。暗い感じは好きー、ですね。あと、"生活の柄"やってた、カバーで。本当に暗いの好きだなー。って言ってもアレンジはすごくノリノリでしたけどね。なんかちょっと調べたら、九州初ライブだったらしい…。貴重なのを見た。

 QJを読むのと、お昼をためる場所を探す、定食みたいなの出してくれるところないかな〜って思ったけど、結局博多駅で見かけた"ふきや"の文字で、お好み焼きが食べたくなったから、お好み焼きをした。

 そしてQJを読む。特集はもちろんPerfume。キラキラしている。こうやってQJを読んでいると、Perfumeもでっかくなったな〜ってふけってしまった。「アイドルの意味を回復する3人」。さすがクイックジャパン、つぼを押さえてらっしゃる。池袋サンシャインのレポはレポのようでレポじゃない。現状のPerfumeが起こしていることのまとめである。すばらしいな〜。やっぱりいろいろな人に愛されるっていうのが本当に素晴らしいと思う。アイドルでもテクノでも、ジャンルをクロスオーバーして、ハイブリッドにやってのけているが素晴らしい。そういうのが僕は好きだ。

 で、メンバーのインタビューを読む。下積み時代の話ってこれまでピーンとこなかったんだけど、やっぱりかなり苦労したんだろうな〜。ちょっと思いが入る。お好み焼きが来る。そういえば今日来た店のお好み焼きは広島風だ。そば入り。まったく意識してたわけじゃないけど、メンバーも広島出身。あ〜、偶然やな〜。こういう偶然が起こるとくるな〜。心であーあー言いながら、お好み焼きを食べる。やっぱりうまいなここ。高校時代に一度友達につれてきてもらったことがあって、今日は急に思い出したので来たけど。

 ゴーゴーまであと1時間。SHOPに入ったりもするけど、今日はもう服を見る気になれない。はやいけど、ステージに行くことに。警固公園のステージは小さかった。BROWN SUGERは熱狂的なファンが少しいるってことがわかった。

 このMusic City Tenjinのメインステージ、福岡市役所前広場に組まれたドコモステージ。九州一の繁華街・天神のド真ん中中のド真ん中。こんなビルのビルの間の広場に組まれたステージで、年に一度ライブが行なわれる。ここに着くと、前のファジーコトロールが熱いステージを繰り広げていた。熱い。ベースの人のジャンプがものすっごく決まっていた。あとボーカルの人がMCを熱すぎる選手宣誓風にやっていた。すごくおもしろかった。そこ声がビルとビルの間を反射して、聞いたことがないような感じで響く。あ〜、いいな〜このイベント。

 16時。Go!Go!7188登場。ステージ前10mくらい、結構前まで来た。アッコちゃんは思ってたよりも華奢でかわいく、かっこいい。ゆうちゃんは髪が顔にかかりまくっててよくわからない。ターキーは意外と普通な感じの人だった。もっとヤカラを想像していたけど。

セットリスト(人のblogを参考にしつつ)

  1. ジェットにんじん
  2. 大人のくすり
  3. アイムラッキーガール <追記しました>
  4. C7
  5. 真夏のダンスホール
  6. 脳内トラベラー
  7. Fatな彼
  8. 文具
  9. こいのうた

EN

  1. 浮舟

 初めてゴーゴーを見て、このセットリストはすごく嬉しかった。最初アッコが「ジェットにんじん」って言った瞬間ものすごく嬉しかった。とうとう憧れのゴーゴーしかも"ジェットにんじん"。最高すぎた。最後「ジッタリンジン」を客に言わすのは、知らなかったけど言えた。相変わらず場への適応力はすごいもんが、ある、自分。2曲目、"大人のくすり"。最近この"大人のくすり"って曲が大好きで、いっつも口づさんでいた。「病気はかならずなおるけど〜、あと一息が体力勝負」って。それが2曲目って!!嬉しすぎる。

 しか〜し。人生の中で好きな曲TOP10に入るだろう"C7"も、あまりよくない。この曲やっぱり、ゆうとアッコのボーカルの重なりが一番のマジックを起こす曲なんだけど、マジックが起きない。ちょっと幻滅しつつ。やっぱりゴーゴーって今、バンドの状態がよくないんじゃないかな〜って心配していた予想が的中。誰にも出来ないオリジナリティ溢れかつ優れた楽曲制作力がこのバンドの最高のところなんだけど、オリジナリティがまんねり化していた。そしてマンネリ解消のために、ソロ活動したり、売れっ子プロデューサー・アイゴンを投入したり、アメリカツアーしてみたり、いろいろ試行錯誤して、それなりの作品が出来ていつつもやっぱり・・・。バンドとして下降線をたどっているのも否めない。もしかしたらこのままバンドが終焉してしまうんじゃないかと思っていた。やっぱりバンドの最大の壁は10年である。10年がもうすぐかな〜、と思っていた。(同じ状況がモーサムに当てはまるけど、それとは状況が違う)あと、このGo!Go!7188ってバンドは誰からも好かれやすいっていう利点はありつつも、ファンのその人、一個人にとって一番のバンドにはなかなかなりにくいっていう欠点まで持ってる。そういうのが頭をよぎる。

 やけれども、この僕の中の気分を一気に吹き飛ばしてくれた曲があった。新曲として紹介されたのは"脳内メーカー"みたいなタイトルの曲(<追記>調べました"脳内トラベラー")。まずメロのスカ弾き。スカ弾きはGo!Go!の中で実験的に行なわれてきた。それを使ってメロ。そして、サビへと向かう時3人のかき出す怒涛の音の嵐が、ものすごいかっこよい展開。なんだあれ!!!すごすぎる。体の中から震えた。その曲中にサビへと怒涛の流れが3回あった。どれでも震えた。Go!Go!の新曲やばすぎる。

 バンドは死んではいなかった。彼らはまだマジックを起こせる力を持っている。彼らは諦めない。バンドはこれからも続いていく。

 そっから僕の気分ものっていった。"Fatな彼"から"文具"へ。最高のグルーブをみせた。"Fatな彼"だったかな〜、アッコが客を煽り始めた瞬間に、ビルとビルの間の隙間から太陽が出てきて、アッコだけを照らし出した。神懸かっていた。やっぱりこのバンドまだまだなんか持ってるわ〜。

 "こいのうた"にはずしなんてありません。鉄板です。

 アンコール前、本編ではまったく喋ってくれなかったゆうちゃんが喋りだした。九州しかないブラックモンブランを最近探し出したけど無くて、でもそこのコンビニではあったって話でした。オチはありません。大いに笑わせてもらいました。ありがとうございました。"ブラックモンブラン"の話はMCではもう飽きました。どうかこれからはやめてください。このバカキャラ、本当に好きすぎる。アンコールは"浮舟"。

 初めて見たゴーゴー。ゆうちゃんは寡黙なギターリスト&ボーカリストなんだな〜。あと同じ編成のどっかのバンドのギターボーカルよりも、断然テクはあると思った。アッコちゃんは愛すべき姉さんなんだな〜って思った。かわいかった。ターキーはやっぱりこのバンドを音的にも支えている屋台骨だと実感した。


 やっぱり今日のライブのBESTは"脳内トラベラー"だった。今年のキラーチューンだよこれ!皆さん聞いてください!

 帰り本屋に立ち寄る。そろそろ就活を考えないといけないから、その本を見に行った。いろいろある。自己分析からはじめないと。僕はそういうの一番苦手だからな〜。さっき後輩とあったところと同じところで、高校時代の友達と会った。なんでも公認会計士受けてきたって。受かってたらいいね。チャラ男だった男はすごくシッカリしていた。

 帰りでQJPerfumeを読みきる。宇多丸の話は完璧すぎた。中田の話はわかったような、よくわからんような話だった。結局、この人はつかめない。関さんはたぶん一番絶対重要人物だ。ネットで流れた動画は彼がなければありえなかったから。ゲストコメントで一番よかったのは、ちゃあぽん(いわゆるちゃあぽん←彼女なぜこう呼ばれているのかがわからない。だって彩香でしょ?)。まぎれもなく一番Perfumeを愛しているのは彼女だ。やっぱり家族愛の力はすごい。あとなめ子さんかな〜、独自の視線で切り裂いていて。掟さんのはなしは難しくてよくわからなかった。

 あ〜、忘れとった、まり子さん。やっぱりこの女逃げました。顔出してないやん!猫って!でも、ちょとでも彼女のPerfume観を聞け出せて、よかったと思います。やっぱりキラキラしてるよね!?

クイック・ジャパン74 (Vol.74)

クイック・ジャパン74 (Vol.74)