ROVO @IMS HALL


 ROVO見てきました。2007福岡舞台芸術シリーズとイベントの名打ってます。すっごい硬いタイトルですね。ゲージュツですから。

 行くかどうかどうか迷ったんだけど。だってやっぱり代金+交通費で5千円かかっちゃうから。ほとんど無職のこの状態じゃ、ちょっとつらいかなって。毎週のようにイベント行ってるから、ちょっと財布のほうがつらくなっている現状。でもいいや、行っちゃえって。颯爽と月例を水曜日に終わらした研究室を後にしたわけです。

 開演5分前に入ると、椅子が並べられて、みんな座っている。えっ!?今日はそんなイベントなの?あっちゃー、やっちまった。もっと早く入っておけば、真ん中の方で見れたのに。かなりやっちまった感。しか〜し、始まる直前にこんなアナウンスが流れた。「なお、本日の公演では、ステージ前のスペースにおける立ち見を許可します。」え〜。なにこのタイミング。人がわんさかステージ前に集まってきてますけど。笑ったです。はい。

 ROVOって、もっと敷居の高いバンドだと思っていた。ポリリズムバンドってイメージが強すぎて、しっかり拍とかをずらしてくるのかな〜って思っていたりした。あとやっぱり、同じ傾向のバンドのDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENのイメージもあって、フロアがもっとアグレッシブだと思っていた。

 まあ勉強不足ですね、全然そんなことなかった。CDもFLAGEとMONを聞いただけで、最新作とか全然聞いてもいなかったし。思ったよりこのバンド、音の厚みで勝負するバンドで、極めて荒く熱い演奏をするってことがわかった。もっと短絡的に楽しめばよかった。構え過ぎた。

 前のほうに集まったところで見たけど、ああいう固まっているところって、ちょっと楽しみづらい。やっぱり動きが固くなる。もっと自由に体を動かして音と戯れたい。ちょっと外れたとこころで見ればよかった。それこそ座席で見るのが一番だったと思います。十分後ろからでも見えたからね。アンコールのときだけ後ろで自由気ままに見て、それが一番楽しかったです。

 勝井さんのバイオリンは美しかった。(でもCDの方がもうちょっと艶があったと思ってしまったのは、ここだけの話。)パーカッションの2人はバキバキで素晴らしかった。ベース&ギター&シンセもいい味だしていた。照明がこってあって、それはキレイのキレイでした。

 あ〜、楽しかった。体揺らせて。やっぱり演奏力がある人たちはすげぇや!来てよかった。なにげに勝井さんが「3年半ぶりの福岡です。」って言った瞬間がうれしかった。よかった。今のうちに見とくことができて。今度はいつ来るかわかんないもんね。

 後ろの方でじっくりステージを見ているボギーさんを発見。絶対好きだろうな〜、この人。瞳孔が開いてガッツリ見ておられました。