Pick Up


 2007HOT100の言い訳編として、何でこの曲がこの順位なんだということをつらつらと書いていきたいと思います。

 2位、!!!「Heart of Hearts」。今年の中で、一番自分好みの曲だったと思います。腰をうねらせるベースに、とっても怪しいギターなのかシンセなのかわからない、モノを引っかくような音や、ささやくようなボーカル。とっても怪しい雰囲気にメロメロです。キワキワの中で踊れ、そういうのが一番好きです。

 3位、ミドリ「あんたは誰や」。とにかく美しすぎる。時代はこれを待っていた。一番わかりやすいメッセージを叫びまくる後藤まりこに、狂乱の演奏をカマすバック陣。音楽性の高さもまた魅力ですよ、まりこ含めてね。

 4位、Hadouken!「Liquid Lives」。4位にハドウケンを持ってきました。う〜ん、いろいろ考えた結果なんだけど。やっぱり自分ってのは、特に切羽詰ったもの(あえて言うならば、差別とか暴力とかね。)を抱えてない人間で、そんなに危機感からモノが動いている人ではありません。Perfumeで言うならば「キミの存在さえ、リアリティがないんだよ」(fromエレクトロワールド)なわけで。で、そうなったときに一番興奮するってものは何なのかな〜って考えたときに、やっぱり一番はバカ騒ぎなんじゃないかな〜って。その答えが一番正しいんじゃないかと。で、この人達は日本より厳しいといわれている格差社会のイギリスで、アッパークラスの人間で、一番リアルなことを求めた結果、とにかくバカ騒ぎで徹底的に享楽主義に走るっていうね。「Trick, Smoke, Fuck, Fight」っていう合言葉を元に。とにかくバカ騒ぎ。これが正しいんじゃないかと思いました。

 TOP10はもうめっさ自信ある。これに文句は言わせない。これでDE DE MOUSE髭ちゃんを10位から落とした理由ってのもつく!

 7位、Perfumeポリリズム」。う〜ん、この位置で文句は言わせない!う〜ん最初は、楽曲のパワーから言って100位圏外の次点を考えたんだけど、今年起こした旋風ってのを考えると、この位置。(あっ、オリコン初登場7位だったってことはあんまり意識してつけているわけではありません!)

 22位、チャットモンチー「親知らず」。う〜ん、本当にいい曲を書くよな〜、このバンド。それだけが魅力なんでしょうか?すごくいい曲、上位ランクイン。

 25位、木村カエラ「L.Drunk」。今年のカエラは頑張っていたのは間違いない。でもこの1曲になってしまった。まあ優秀作多すぎましたから。この曲はAxSxEプロデュースで、ごめん激好みの曲や。

 39位、POLYSICS「Rocket」。うわぁ〜、この位置にしちゃったの後悔している。林檎ちゃんとかを考えるともっと上でも良かった。快心作。

 41位、ZAZEN BOYS「I Don't Wanna Be With You」。これも低評価になってしまった。もっと1ヶ月後とか2ヶ月後とかにランク付けしたらもっと上にいっていただろうな。もっとじっくり聞きたかった。

 次点の上3曲ってのは、本当は100に入っておかしくなかったんだけど、あまりにも御三家色に染められるとランキングが面白くなくなるってことで次点に入れました。下2曲は、うんもっと下だったんだけど、来年以降の期待で2曲入れました。

 最多ランクインアーティストはFratellisとCapsuleの4曲。そして3曲がthe viewとPOLYSICSとMo'some Tonebenderです。この5組は本当に優秀な曲を世に送り込んだと思います。ただえらいこっちゃーなんだけど、中田ワークスの曲が、なんと8曲ランクイン!!Artist of the Yearはこりゃ中田だわ。時代が彼にバッチリあった年だったのかもしれません。洋邦の比率はざっと数えて6:4で邦楽が多いって感じ。でもその差はちょっと。こりゃ今年は洋高邦低だったのかもしれません。