宇多丸評があがっている


 宇多丸評あがってきています。僕の中で。

 きっかけは先日のPerfumeが出た宇多丸のラジオ、TBSラジオウィークエンドシャッフル。

 TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル

 内容は売れたPerfumeに対して卑屈な態度で切り込む宇多丸という構図で。そして新曲などの宇多丸Perfume分析をPerfumeに伝えるっていう。もー、おもしろい。そしてエラいと思います。一番面白いPerfumeですよ、これが。やっぱりこの3人はクレバーだから、すべてが成り立つわけで、それを挽き足せるために細く喋りまくる宇多丸ってのがほんとに凄いな〜って思うわけです。ちゃーんとこう3人のことを説明とか描写していくわけで。やっぱりこんなにおもしろいことはない。

 あと分析も、まあネットで言われていることのそのままではあるんだけど、宇多丸なりにすごく噛み砕いて、そしてPerfumeに直接言っても、全然傷つけることなく鋭いところをPerfumeに植えつけていくって作業が、本当に面白くて。宇多さんいいわ、本当に憧れる。

 その宇多丸さんなんですが、憧れる人のインタがちょうど上がっていました。

 http://www.bounce.com/interview/article.php/3964/ALL/

 サイプレス上野さんですね。ごめん、本当にあんまり知らないけれど、サイプレス上野とロベルト吉野での活動は結構盛んですよね。注目のユニットだし。

 そのサイプレス上野さんが、日本語ラップのレジェンド達を語っていくっていう企画で、第一回のキミドリにつづき、第二回がRhymester『EGOTOPIA』ということで。宇多丸に対して憧れるというサイプレス上野という。

 あの〜僕、Rhymesterって結局何なの?って疑問が取れないままだったんだけど。バター犬とやった“Like This Yo, Like That Yo”しか知らないわけ(ただしこの曲は死ぬほど好き)。このインタでいろいろと勉強なりました。サイプレス上野さんこのシーンには十代のときから浸ってたみたいだし。

 まあ一番注目したのが、あの当時90年代の中盤の日本のヒップホップがシーンとして一番暑かったであろうあの頃に、ヒップホップ以外のもの特にメインストリームのJ-POPを聞くことに対しても寛容な姿勢を真面目に示した宇多丸a.k.a.佐々木士郎っていうのが。うん。まあ、そこが今のPerfumeプッシュに繋がってきていることも間違いなんでしょうし。

 まあ、あとセルアウトしなくてもここまで立場を日本のヒップホップの人間としてシーンを作っていった功績か、あと。EAST ENDだって、RIPSLYMEだって引っ張ってきたのはこのRhymesterなわけだしって話も。

 ただそういう人が今、Perfumeをプッシュしちゃって良いのかな〜?って話はあるけどね、若干。やっぱりさ、今日本語のヒップホップで若いやつが出てきてないと思うのよ。確かにヒップホップに対して俺は外部の人間でしかなけれど、こういう事を言うには。やっぱ、外から見てて全然つまんないのよ。SEAMOのヒットの仕方とかほんっと面白くないわけで、それに続くHOME MADE家族とかFUNKY MONKEY BABYとかもっと最悪なわけで。つまんないのよ。さらには最悪なことにダサいのよ。だから、もっと他にプッシュやプルアップすべきもんがあるんじゃねーかと思ったりはする。もうこのポジションの人が。あとこの当たりの40に差し掛かってきている人たちが身内だけで馴れ合っちゃってる感っていうのも若干イラッとくる....と思ったりするわけです、はい。

 ただこのサイプレス上野とロベルト吉野とかは出てきているけどね。うん。今年あたり期待。あと、ECCYとか良いんですかね?聞いたことないからわかんない。

 ただ宇多丸評は基本的にはあがってますって話です。どうもありがとうございました。