J-POP


 まあ電気グルーヴのJ-POPが来週出ますよね。それとは全く関係ないことを書こうというのがこのエントリーの趣旨です。いえ、これは後付けの意味です。

 最近は結構聞ける新譜がいっぱい出てるな〜っていうのが印象で、みんな頑張ってるな〜、いいことだなーって思うことが多々あります。

 3・4年前、この先の音楽業界はお先真っ暗みたいな空気が一時期流れたことがあったじゃないですか。CD買う人がどんどん減って、ネットではダウンロードし放題。業界として成り立たないということがもう空気感があって。そんな中、新人ってのがパタッと出てこなくなって。たぶん企業側が契約を減らしたんだろうな〜ってのが感じがしていた時期でした。

 最近はちょっとそんな空気感が薄れてきて、なんとかやっていけるんじゃないかというのが感じられて。まあ問題は山積みなんだろうけど、そんな中でもやっていけるってのが感じとしてあります。

 で、今回はメジャーの中でいい新譜を挙げていこうかなってのがこのエントリーです。ラジオとかでかかる曲でいい曲ありますよっていうのを取り上げてみます。で、こう書くとスヌーザーの言う非邦楽ってのと全く違うことを言っちゃうことになるんですが、まあそれは気にしない。電気グルーヴ的な解釈でいうJ-POPっていうのとも、まったく違うけれども、それも気にしない。

ナイス橋本「マイ★フレンド」


 ナイス橋本。メジャーデビューの方法が悪かった。TOKYO FMSchool of Lockで素人として登場した彼。そっからこの番組では異常なほどに盛り上がった。トントン拍子でメジャーデビュー。でもそれはヤラセ感が漂いすぎて、聞いてて冷めた。完全に僕の中でこの人はアンチになりましたけどね。

 この曲は斉藤和義の「歩いて帰ろう」を大胆にサンプリング。「歩いて帰ろう」ってやっぱり大名曲だよな〜。僕にとってはポンキッキーで世代的にはドストライク。小さい頃によく聞いていた曲です。凄く好きです。最近やけに思い出せることがあって、口ずさむことも多々ありました。そういえば、のっちも春に聴きたい曲で「歩いて帰ろう」を挙げてたよな〜(その点、のっちは本当にオシャレだな〜って思うけど、それはまた別の話)。

 きっちりサンプリングで使ってるし。これまでJ-HIPHOPや青春パンクやエグザイルの人たちが、原曲をそのままカバーに自分達のヴァリエーションも加えました的な売れセン狙いすぎの、聞いてて冷める曲が蔓延して、それがちょこっと売れて、そっから名前が定着するって人がべらぼうに出るようになって。本当に面白くないな〜って思ってて。まあ具体的に挙げていくと、シーモのルパンザサード、フロウの贈る言葉でしょ、キックllザカンクルーのクリスマスイブラップでしょ、もう聞いてて全然おもしろくなかったし最悪だった。これらが売れる意味が全くわからなかった。でも、ナイス橋本はこのサンプリングをキッチリキレイにキメているし、オシャレですよね。やっと、ましなサンプリングを生かしたポップソングが出てきたな〜ってのが嬉しいです。やるじゃん!ナイス橋本!

 時代は、男ならナイス橋本、女ならPerfumeと、いうのがこれからのスタンダードとなっていくことが期待できると思います。

MAKAI feat.青山テルマ「Garden of Love」


 もうね〜、本当に、ハウスは元気になってるな〜っというのが印象。それを受けてメジャーに飛び込んだんだろうな〜、MAKAI。まあ詳しくは知りませんけど。

 まあ、めちゃめちゃ良いってわけではないんですが、それなにに聞けてしまうのがこの曲。2組ともレベルが高い。

 バカ売れ青山テルマなんですが、えっ!こんな歌唱法もできるのか〜ってかなりビックリした。Misia並みに表現力があるよね。ベタベタしか感じでしか歌えないのかなって思ってたんですが。最近のバカ売れを受けて、ゴールデンの歌番組でも、あのテルマ登場みたいな感じで扱われてるのみるとかなり違和感あるよね、とは思いますね。まあたぶん本人は全く気にしていないんだろうけど。

 ソルジャと青山テルマってのが、僕の全然知らないところで、バカ売れした。なんでなんかいまだにわからん。なんか全然知らないところで盛り上がって売れてくるって言うのが最近の傾向なのかもしれません。

依布サラサ「瞳孔ソナー」


 この動画はPVじゃないです。音だけ聞けます。

 依布サラサすごいね〜。曲書ける、すごい。本当に特徴のない曲と歌なんだけど、なんか心にくるものがあります。前のシングル(もやしもんの曲)もそうだったんだけど、何か心をつかれます。なかなかいない逸材。すごい。

まとめ

 ぅ〜ん、依布サラサPVが見つからなかった。誰もあげないんよな〜。困ったことだ。

 この人たちにいけることは、多分そう簡単には売れない。でも、それでいいんですよ。ある程度ファンを獲得してれば、そんなにバカなプロモーションしなくても、全然やっていける。

 なんかこの人たちには、何年か前のクラムボンハナレグミのような空気感を感じます。売れの現場とはまた違ったところでコツコツと活動してると、そのうち次第に大きくなっていくんじゃないかと思います。あはは。