Perfume Night vol.5 @青山ever

 Perfume Night Vol.5行って来ました。念願の初参加です。今回で最終回とコールされています。会場は表参道近くのeverというクラブ。小さめのクラブに今日は400人以上が集まったそうです。そのおかげかメーンフロアは本当に暑かったです。

 メーンとセカンドにフロアに分かれていましたが、僕はほとんどメーンにいたので、そのことをレポートしていきます。主にスペシャルゲストを。

The Ordinary Venus (Cha-pon from 9nine)

 あ〜ちゃんの実の妹であるちゃあぽんが、PNに登場です。ちゃあぽんは非常に爽やかな少女でした。ハキハキしていて本当に元気があり、そしてステージ上でもかなり堂々としていました。MCでは家族の話をしてくれました。姉は、本気でこのPNに来たがっていたということでした。さすがあ〜ちゃん!曲は石井秀二作の80年代カバー曲の連発。エンターテイメントだな。お客さんもいい反応だったと思います!

 頑張ってる姿がすごく好感を持てた!ちゃあぽん、本当に素敵な人だな〜って惚れ惚れしてしまいました。

tofubeats

 唯一DJでのスペシャルゲスト、神戸在住の10代のDJであるtofubeats。とにかくこの時間が死ぬほど素敵だった。とにかくカッコいい!そして踊れる!選曲もずるいというぐらいにツボを突いてる!フロアにいて本当に幸せな瞬間でした。ぜひ、このスタイルでもう一度見てみたいです!彼の代表曲でもある、「endless polyrhythm lover」で締め。最高でした!

other DJs

 そのほかのDJさんでは、のりしろさんが好きでした。企画の「中田ヤスタカ楽曲大賞2008」でフリースタイルではなかったけど、すごく良い感じで踊れました。Perfumeのパーティーって、グワー!って盛り上がりすぎるところがあるんだけど、そこを上手くコントロールしてた感じがあって、すごくよかった。ああいうDJになりたいです。

Red Pepper Girls

 双子の姉妹によるユニット。妹がリーダーでオラオラ・アゲアゲ系。姉が副リーダーでマイペース。ギャルのようなルックスで、ランジェリーを身に纏いとってもセクシー!

 ライブもホットで完成度の高いエンターテイメントだと感じました。MCもおもしろかったし〜。PNの小さなステージでは持った無いないってぐらいのユニットでしたよ!ナイス、ライブでした!もっと大きなステージで見てみたいな〜って思いました。

 そしてステージのあとでも、フロアで積極的に飲んでお客さんに話しかけに行ってる姿がた印象に残りました。うん、こいつら良いパーティーユニットだな。なんか良い雰囲気出していて、見てて好感持てました。

amU

 大阪を中心に活動する2人組。サイバーな衣装を身にまとい、コンセプトがすごく徹底されているな〜って、ルックスだけからも判断できました。服はサイバー、音はピコピコ。たぶん、ここに集まっている人たちの好みの理想は、このユニットによってかなり実像化されていると思う。

 とにかくお客さんが熱かった。すごいお客さんにパワーがあった。意思疎通のレベルが非常に取れていると思いました。ユニットとヲタの人にとって幸せな空間ができていると思いました。こいういライブしてるアーティストは必ず伸びてくると思う。CDの流通もまだまともじゃない彼女らのこれからの活躍に期待です。

宗像夫妻

 なんやらめったら、ものすごいことのやってのけた宗像夫妻。いちいちやったことを追うのはやめにします。

 宗像夫妻の1曲めの元ネタはこれです。この映像を見れば、もうそっくりに仕上げていたことがわかります。SPANK HAPPY「Vendome, la sick KAISEKI」。

 替え歌の歌詞を文面をもう一度リピートしたいです。

 宗像夫妻もあとも、わーわーやって。最終的には、ヲタ乱れまくりの状態になりました。残念なことに私は巻き込まれてしまいました。こんなアングラなノリは嫌いじゃないし、これまでにやってきたことだから、全然乗っかっていったけど。。。なんか、こんなことしに東京まできたんじゃねーって思ってしまった。それぐらいキツイ現場でした。つらかった〜。。。

最後に思ったことを

 最後に思うこと書きます。

 お客さんのパワーが凄いのは、やっぱりあの場のあの時間まで集まることができるほどの、コアな方々ばかりだったと思うから。こうパワーを持っている人は、みんな鋭角で尖ってて、個々にすばらしかった。それはすごく今回実感した。ただ、最近はPerfumeファンという大きくなった分母の中では、この人たちの存在はだんだん薄まってきたと思う。

 最近のPerfumeファンという分母の大半はかなり"普通の人"が増えた。これをPerfumeも望んでいたし、Perfumeファンも当時は望んでいたことは間違いないだろうと思う。しかし、Perfumeを取り巻くあの頃の熱が、薄まって最近は見えてしまっている。Perfumeクラブイベントのムーブメントが熱が帯びだした、1年とちょっと前では、もはや取り巻きや、意味合いが大きく変わってしまったのではないか。

 こうやって儀式をやること事態に意味性があるのだろうか。もはや、もう無いような気がする。ここで終わりという決断をくだしたのは、やはり正解ではなかったのだろうか。よってたかって、集まって、わーわーやることというのは、もはやその必要がないのではないか。400人という多くのファンが集まっても、これからそれ以上になったところで、そこに多くの意味合いを詰め込めきれなければ、そのイベントに意味が無い。楽しいしホットだが、存在価値は無いような気がしてたまらない。

 個々に素晴らしかった方々は、それぞれにネットワークをもっているから、その中でPerfumeをあたためさえすればよい。もうこの人たちが大きくなる必要はない。できるだけ小さなコミューンに落ち着いてもらって、あたためてもらったほうが幸せなような気がする。今からの新参の人たちに、過去のことを教え込むことまで、する必要はない。


 最近思うことがいっぱいあって。代々木とかで目の当たりにしてしまったけど、Perfumeは本当にいろんなファンの方々がいらっしゃる。だから自分が思うPerfumeのあるべき姿っていう理想が、必ずしも正しいとは限らないし、現実にそうならない。そういうのを痛感している最近なんです。だからどーや、こーや言うのは本当に戯れ言でしかないクズじゃねーかと感じています。だから、このPNのカタチも、本当に幸せな環境だったかもしれないし、実際に楽しい空間だったし、そうなんだけど、なんか虚無感を感じてしまいました。

 PNは今まで見たこと無いぐらいのパワーがあるイベントったね。パワーに圧倒されてアップアップしちゃいました。すごかったね〜。

 本当にオーガナイザーさんをはじめ、スタッフの皆様お疲れさまでした。ustで見てたときはドキドキ感を、現場に来てからはパワーの凄さに圧倒されました。受け取れるものは、ほんとたくさんあったと思います。