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　鍵盤ボーカルのcoet cocoehこと高島匡未をリーダーに、ギターボーカルに百蚊の梶原洋未、ドラムボーカルに雅だよ雅の松田美和子という女性3人組ユニットのmiu mau。このユニット名のmiu mauというのもフィンランド語で“猫のしっぽ”という、まあいかにも頭の良さそうな3人の才女によるグループです。1st albumがこのDesign。

　素晴らしい。RedioheadのIn Raindows、ゆらゆら帝国の空洞ですに匹敵する心地の良さ。3人のボーカルのハーモニーがすごく気持ちよい。こんな世界観初めてです。

　心地よいボーカルに対して、演奏はポストロック風のアバンギャルドなバック陣で、それぞれのバンドで培ってきたオルタナ、ガレージ、ポップ、アバンギャルドといった要素が随所に見え隠れして、とてもクール。それが、乱雑としてなくて、多要素なんだけどその一つ一つが傑出してるわけでなく、全体が整然とされていて、まったく耳障りのある嫌な感じがしません。

　それに、曲によって表情を一変させるところが、聞き飽きることもなく、ものすごくいい。やっぱり頭がいいな〜。それでいって音楽的な自力というか下地というのが、ものすごくあることが証明されてて、ものすごいモンスターアルバムになってます。

　11曲で30分、1曲も4分を超える曲はなくアルバム全部を聞き終わったときの爽快感。そして何か心に残るものってのは、他に変えることができないものがあります。

　LOVES.とかにせんねんもんだいとかお好きな方にはオススメ！

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